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2019年02月21日22:09

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コンピュータ時代のイミグレーション

■コンピュータ時代のイミグレーション

空港に着いたらデイパックに入れたチケットとパスポートを確認して、ビザが必要な渡航先なら、ビザもパスポートへ挟んでおきます。明らかに仕事で行く場合はあらかじめビザ発行を大使館に申請して受け取っておきます。最恵国待遇の国同士は観光ビザをフリーにしている場合が多いのですが、国によっては観光ビザや渡航の事前申請が必要な場合もあります。

航空会社のチェックインカウンターへ行って、オーバーチャージにびくびくしながらも、トランクや工具などの荷物を預けてしまい、10時間以上のフライトの場合は、トイレに行きやすいように、座席の位置を通路側に指定して、ゲートとボーディングタイムに変更がないか確かめて、チェックインを終了します。

荷物の重さや個数の規定は細かく制定されていますが、出国時はうるさくなくても、帰りの便が重量にうるさかったことがありました。ヨーロッパは結構うるさかったですね。ファーストクラスの正規料金を体重60kgで割ったのが、オーバーチャージの料金だと、支払いを迫られたこともありました。

いやいや、ファーストの実質価格は往復で30万円くらいだから、片道15万円、それを60kgで割ったら1kgあたり2000円くらいでしょ。それでもオーバー分の80kgの運賃は16万円になってしまいます。カントリーエアーでLLCじゃないんだからそんなの払えません。

工具やスペアパーツや着替えの入った100kg近い荷物を抱えて、ボーディング寸前までごねて、地上職員に、現金は少ししか持っていない、クレジットカードはないと、バレバレの口実を並べ立てて、ストックホルムまでのフライトで超ディスカウントしてもらった記憶があります。荷物の多い時は本当にチェックインカウンターでドキドキです。

デチェックインしてイパック1つの身軽になって、成田空港なら、鯖の棒鮨屋さんでいつものを1本買って、コンビニでおにぎりを5つくらい買って、お茶の2Lのペットボトルを手に入れて、いつものお寿司屋さんへ行って、セットの握りを頼み、のんびり食べて、分厚い湯飲みのお茶をお代わりして、この日のために読むのを我慢していた劇画の雑誌を3冊手に入れてデイパックにしまい込みます。

テロやハイジャック対策で、まず液体入りのペットボトルにうるさくなりましたね。2液混合するタイプの液体爆薬の持ち込みを防ぐためだそうです。海外の空港では靴もサンダルも脱いでソールにプラスチック爆弾が埋め込まれていないかの、訓練された犬によるチェックが加わることもあります。麻薬のチェックだけじゃないんですね。

手荷物検査のゲートの外で買ったペットボトル入りの飲料は、入り口で所有権を放棄するかと聞かれた上で取り上げられている人もいました。それでもペットボトル飲料の所有権を主張すると、カウンターの端っこに置かれている、ペットボトル専用の検査機械に乗せてチェックされて、問題なしなら手渡してくれます。

手荷物検査が終わると出国手続きです。色々聞かれることもありますが、ほとんどの場合はパスポートをペラペラとめくって、ハンコのないところにペタンと出国印を押して、顔をじろっと見られて、はいどーぞという感じです。行き先のビザがホチキスで止められていても、お仕事ですかという感じで終わります。

フライト中は2Lのペットボトルがあると、ほとんどキャビンアテンダントを呼ぶことなく水分補給をできます。飛行機の日本茶は美味しくないしね。機内食は脂っぽくて食べたくないので、お腹が空くとおにぎりか棒鮨を食べて過ごします。鯖の匂いが強烈らしく、外国人がキョロキョロ振り向いたりすることもありますが、美味しくいただきます。現地に着いてからもこの方が調子いいんです。

飛行機はフルタイムでエアコンが効いていて、やや低圧状態に保たれているので、喉が渇いたり、体調を崩す人や疲れを感じる人もいます。パソコンを開いて頑張っている人もいますが、僕の経験では集中力も保てないし効率が上がらないので、事務仕事は諦めて、映画を見たり、劇画を読んだり、適度に食べたり、眠ったりに徹しています。

フライトが始まって後4時間くらいで到着というタイミングでギャレーを見ると、カーテンで仕切られていて、キャビンアテンダントが集まって、ドリップタイプのコーヒーを飲んだり、カップラーメンを夜食に食べています。いい香りが漂ってきます。カップヌードルのシーフドかしょうゆ味をリクエストしていただくのを楽しみにしています。

入国審査や荷物の受け取り、荷物の検査の流れは到着国や空港によって少しシステムが違っていますが、顔認証システム導入のところは、瞬く間に審査が終了します。指紋認証のところもありました。とにかく最新のシステムはすごいです。数年前にレンタカーを借りて、駐車違反の反則金が未納入というようなことまで発覚します。納入するかしないかまで聞かれたことがあります。

仕事関連のビザに関しても、何年前に2回就労ビザで入国していますねとか、個人情報が瞬時にリンクされるようになっているんですね。カメラを2台持って、交換レンズを持っていると、仕事するんじゃないのと疑われる可能性があります。バイク用の工具も仕事して稼ぐんじゃないのと聞かれることもあります。

スペアパーツも売っちゃダメだよと言われることもありましたね。そういう時はナショナルチームのスタッフであるIDカードを見せて、無事に通過することができました。これがプロチームで、観光で入国していたら、労働許可書が必要になって揉め事になってしまいます。

国によってはスタッフの連絡用に用意している、省電力の無線機が持ち込み禁止で没収とか、取材許可を出した観光局のお偉いさんに電話して、交渉してもらってもダメということもありました。インターネットの接続を許可していますと書いてあるのに、観光局のホームページにだけ繋がるということもありました。

現地で使えるお金を調べると、南米やアジアでドルが通用する国がいっぱいあります。EUはユーロがあれば問題なし。日本円はそのまま通用することがあるのはハワイと中国と台湾くらいかな。ちなみにUCI統括の自転車競技の反則金はスイスフランで表示されます。

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