mixiユーザー(id:11953538)

2019年01月31日00:03

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【長文注意】声優ユニットWake Up, Girls!は「売れなかったから解散」するのか

来てくれた方ありがとうございます。
自分はWUGについてはSSAをもって絶筆しましたが、
以下リンクをよろしくお願いします。


寄稿:声優ユニットWake Up, Girls!は「売れなかったから」解散するのか[再編集版]
https://tokinodrop.tokyo/wug20190206contribution/
※本リンクの元テキストを加筆修正したものです。

ホテル野猿のWUGテキスト・ポータルページです!
https://open.mixi.jp/user/11953538/diary/1971012263


なおこれから下は、寄稿の元テキストになります。

*************

最近Twitterを中心に、WUGの3/8ファイナル公演に一人でも多くの人が来るよう、
熱心なワグナー達が様々な方法で呼びかけている動きがある。
その中で、最近アップされたこのブログ記事がよくRTされている。

WUGのファイナルライブに行かなかったあなたへ
https://takowasaumai.hatenablog.com/entry/2019/01/27/092229

この記事は最後まで読むとちょっとした仕掛けがあって、
単にライブ映像を布教の入り口にするのもいいかもしれないが、
こういう文章で関心をくすぐるのもインパクトがあるなと感心した。

一方でこういう部分があり、それが熱心なワグナーの一部で反感を持たれているようだ。

>2018年6月、声優ユニットとしてのWUGを2019年3月をもって解散すると発表がありました。
>直前の5月に開催された幕張でのライブに行った私には理由がわかりました。
>
>売れなかったからです。

まあよくもバッサリといったもんだという気持ちもありつつ、反感を持つ人の気持ちも分かる。
(筆者は後に「この表現については最後まで迷った」とツイートしているが)
しかし、同じく傍観者的な立場(だった)自分の考えでは、これは半分は当たっているのかな、と思う。
半分、と言った理由については後ほど述べるとして声優ユニットとしてのWUGの略歴を振り返ってみたい。

大まかに、CDの売上を基準に考えてみたところ、
2014年のデビューシングルでは1万近く売上げたものの、
翌年末の劇場版にかけて3000台に落ち込む。
この原因を自分なりに考えると、内容がどうとかというのはさておき、
劇場公開のため、また当時はμ'sが一大旋風となって埋もれてしまったため、
ワグナーの外に広がりをあまり見せられなかったことが大きかったと思われる。
この時点でWUGのユニット存続に黄信号が灯っていたことは、12/18の幕張での吉岡さんの発言、
「まだWake Up, Girls!を終わりたくない!」という言葉に象徴されているであろう。

@@@@@このあたりの分析ついてTLに疑義があったので、末尾の※1に少し補記しています。2/1@@@@@

ここでレーベルは(元監督とのゴタゴタを度外視しても)方針転換をはかることになる。
つまり作品準拠の活動を少なくし、メンバー個人としての活動も多方面に展開。
ユニットとしてはアイドルぽい曲に限定せず、他作品とタイアップさせる。
この作戦は、悪く言えば削減されたであろう活動予算内で可能な転進であり、
良く言えば(個人のブレイクなど)状況の好転を見極めていた、と受け取れる。
この作戦は一定の成果を挙げ、2017年末の新章主題歌のCD売上は5000前後まで回復している。
しかし、今振り返ると、この作戦は時間稼ぎというだけでなく、
メンバー個々人の精神的な成長、さらには内なるレゾンデートルの形成にも繋がっただろうが、
それは後述する。

さて、本題に戻って。2018年。やや数字を持ち直したWUGにとって勝負の年。
はじめに挙げたブログではやや言葉足らずな部分もあったので補足しておくと、
例示されていた幕張は、競合イベントの影響も少なくはなかっただろう。
名前を挙げると角が立つので、2018/5/12で検索してみてください。
競争過多となっていた声優ライブでの動員の厳しさに、WUGはまともに直面してしまった。

ただ数字だけ見れば、2015年末の状況よりは悪くなかったはずである。
ここでレーベル側の見立てを予想すると、こうだろう。
コアとなる熱心なワグナー層は維持しているが、打てる手は打っても上積みはなかなか厳しい。
存続するだけなのは可能だが、「天井が見えてしまった」感じがする。
とすれば、継続するにしても活動ペースを落として、『本編とは切り離した活動内容にし、』←ここ2/1追記
同じレーベルのユニットへファンを共有させつつ、飢餓感を煽って収益をあげる。
活動休止や解散よりは、こう考える方がビジネス的には普通だと思う。
特に後輩ユニットが軌道に乗るまでは「キープ」したいと、思っていたのではないか。

さて。ここからは自分の妄想も加わるわけだが。結論から先に言う。
こういう方針がレーベルから示されたかどうかは知るよしもないが、
おそらく活動の「歩みを緩める『・活動内容を本編と切り離す』」選択肢を、メンバーは拒否したのではないか。←『』内2/1追記
「天井を突き破る」ため、「殻を破る」ため、期限を区切り「背水の陣を敷く」。
つまり解散の決断は、実は彼女たちによって下されたのではないか、そう考えた。
そう思える根拠を以下に示していく。

2018/6/15、解散のプレスリリースにはこう書いてあった。

>5年という歳月の中で、様々な活動を通じ、
>これからメンバーそれぞれが目指す夢を描いた時、
>メンバー、運営スタッフとで何度も話し合った結果、
>個々の道を歩んでいくことが、さらなる成長に繋がると考え、
>ユニットの解散という結論にいたりました。

おそらくこれを読んだワグナー諸氏の多くが、「声優の盾」かよ!と思ったと想像する。
しかし自分は、「メンバーの夢」という部分に、なんともいえないもやもやがひっかかっていた。
メンバーの夢ってなんだろう。個人で声優業を充実させる…自分自身の夢?
もちろん4月以降も考えてるのかもしれない。だが今の彼女たちは、
3/8、いや直近のライブやイベントにがむしゃらになってるように見える。
抽象的な言い方になるが、未来へと続く歩みの1歩目に夢を見てるように見えるのだ。

それは5周年ライブ、記念衣装のたすきにメッセージを掲げた時、
おそらくは既に方針が固まっていたのではないかと思う。
(解散がその後に決まったら、その標語との齟齬が生じてしまうであろう)
あのタスキのメッセージはつまり、東北に対する願いであり、同時に自分達に課したテーマでもあったはずだ。
きっとそこにはWUGとしてのレゾンデートルが込められているはずだ。

吉岡茉祐 ― Hope revived
山下七海 ― again & again
田中美海 ― Never give up
青山吉能 ― Try Everything
高木美佑 ― Keep Smiling
永野愛理 ― Like A Sakura
奥野香耶 ― Hallelujah

ここだけ敬称略で、自らにどういった宿題を課していたのか解釈してみる。
吉岡…再び、さらなる活力を取り戻したい
山下…自分達の魅力を伝える努力をし続ける
田中…↑とほぼ同義か?
青山…やれることをすべてやり尽くしたい
高木…最後まで笑顔の絶えない活動でありたい
永野…すごく推察が入るけど、「花咲か爺さん」のように灰から美しい花を咲かせたい
奥野…かやたんワールド難しい…(2/1追記、2/3修正
  TLで指摘頂いて、洋楽の有名曲ではないかと。以下そうだと仮定して、
  歌詞の意訳とかをいくつか見て、自分なりに解釈してみたんだけど、
  漠然と言うなら、数行下のブログで打ち明けた葛藤をずっと抱えていたと…
  具体的には、自分の口から、推測でもこうだと言うのが、ちょっと怖い。)

自分なりの解釈もあるが、いずれにしてもこれらの言葉はものすごく刹那的でありつつ、
その先に続く未来というものもしっかりと感じさせる。
そしてそういう姿で挑み続けることが、東北の復興に繋がるのではないか。
そういうチャレンジし続ける姿勢を、覚悟を示すため、
自ら「解散」という選択肢を選んだのではないだろうか、と感じるのだ。
もちろんこの推察が当たりでもハズレでも、それが明らかになることはないかもしれないが。

さて、もう少し深掘りしてみる。
冒頭のブログで、奥野さんの発言を引用してる部分があって、
これってすごくヒントになってるんじゃないか、と思ったのよね。

>いつかのイベントでね、私たちを明るく照らしてくれるみんながね、本当は無理してるんじゃないかな?って思ったことがあったの。
>
>気持ちに蓋をしてないかなぁって。
>それでよかったのなら、ごめんね。
>
>私ができることがあまりにも少ないから、
>でも、せめて一緒に進めたらなぁって、思った。
これはね…極論になるけど、WUGちゃんとワグナーの関係性を問うていると思うのよね。
一般的に、アイドルとファンは共依存の関係になる、とよく言われるけど、
最後の文、そういった関係ではなく、同じ未来を見たいんだ、という示唆に思えるのよね。
(2/3追記 上の"Hallelujah"について自分が仮定した解釈を引っ張るなら、
 その示唆が、お互いの葛藤を解決する道筋だ、という風に受け取れる)

共依存からの脱却を仄めかしている発言は、いくつか散見されていて、
たとえば青山さんは
>正直、
>不安な気持ちもありました。
>私たちだけで埋まるのか、
>ワグナーさんに無理をさせてしまわないか。

山下さんは
>私は誰かがWUGを初めて聞く、見てみる、って機会をどれくらい作れたのか
>数字ではわからないけど、これから3ヶ月、その先もずっと
>それを忘れず頑張ってく!!

吉岡さんは
>本当は私たちが連れて行くよ!って胸を張らなきゃいけないのかもしれない。
>今はワグナーさんに助けられてる方が大きく感じることもある。
>そんなに弱気じゃダメだと思うから、私たちは、残りのツアーで必ず成長します。

おまいつに支えられてばかりの「アイドル」から卒業しなくちゃいけないんだ。
たとえユニットとしてのWUGが粉々に砕けようとも、少女から一人前の大人にならなきゃいけない、
そういう決意表明みたいなのを、恣意的ではありますが感じるのです。
【そして…いつまでも被災者でいてはいけない、一緒にタチアガレ!がんばっぺ!と、
 その姿をもって訴えかけている、というのは穿った見方でしょうか。
 今更気付きましたが、きっとそうなんだ!と発見しました。2/3こそっと追記】
解散について本人達が話している数少ない場が、
ブログそしてWUGちゃんねるに残されています。
もっと彼女たちの言葉を、そのまま受け取るべきだったのかも知れない。
自分より長い期間WUGを見守ってきた皆様は、改めてどう感じるでしょうか。


自分は、正直、熊本公演でようやく気付いた超新参です。
しかし、あの一幕に懸ける7人の思いは…
なんというか、一言で言うと、チョー必死。
残された時間の中で、蛹が殻を破ろうとしているかのような痛切な想いを感じ取りました。
(もちろん「楽しさを共有する」というベースは残しつつだけど)
今の彼女たちは、1回のライブで心をわしづかみにする、
それだけの覚悟、努力に裏打ちされた実力、そしてその自信をますます深めている。
わちゃわちゃと楽しんでいた1/29のアニュータゲスト回でも、
「SSAで歌う曲それぞれが、WUGとして歌う最後になる」(大意)
という発言に、あぁ、この人達は覚悟を決めてるんだな、と受け取りました。
もちろん、公演できる残された機会が1ケタにせまっているのもあるだろうが。

「真摯であること、正直であること、一生懸命であること。」

これは劇場版Beyond the Bottomのキャッチフレーズでしたが、
解散を迎えつつある今、ついにこの言葉を体得したんだと感じる。
そしてその自信を裏打ちするかのように、デビューから一度も為し得なかった、
オリコンランキングのトップ10入りを最後のアルバムで成し遂げた。
もちろん、今の彼女たちにとってはまさに「結果は後からついてくる」状態なのだろうが。


きっとSSAのステージ、中央に立った吉岡さんは問うでしょう。
「灰になる準備はできてますか?」と。
おそらく、彼女たちはその準備ができています。
そして、その灰から新しい未来を紡いでいくのでしょう。
さて、それを見届けるであろう自分は、どう受け止めるのでしょうか。
彼女たちと「向き合う」のでしょうか。
ここまで書いてきた自分は、そうではないんだ、と感じています。


【付け加え】もし自分の推論が当たっているとしても、
メンバーの誰が解散を言い始めたか、みたいなのにはあまり興味がなくて。
6/15の時点で総意になっているわけだし。
ただ、そこからのWUGちゃんの成長の著しさは、
ライブをご覧になった人ならきっと感じ取れるはずで、
きっとその決断が正しかったことは、3/8に証明してくれると信じています。

【ヘタレ】なんか閲覧伸びてて、びびってるので若干の補足を。
この文章は個人の意見なので、肯定も否定もウエルカムです。
(ワグナー先輩諸氏のほうがきっとよく分かってると思いますので)
でも一つ進言できることがあるとするなら、
解散発表直後のブログやWUGちゃんねるをもう一度見てみるのはどうでしょう。
大人の事情で終わらせられた…と(自分自身も)思っていたのとは、ちょっと違うかなと。
むしろ、この決断が正しいのか、ワグナーさんたちに受け入れてもらえるのか、
そういったことへの不安がものすごくにじみ出ていると思います。
それを込みで、さらにもう一度、五周年衣装のたすきの言葉を感じて欲しいのです。
アニュータゲスト回で、あの衣装を着たのは、何か意味があるはずです。
それは、たぶんたすきの言葉を決めた4月、アニサマで着た8月、
そして今、自分自身の言葉をかみしめる、そういう思いだと思うんです。

※1 曰く、「CDの売上だけで考慮するのは乱暴だ、ライブやグッズ収益はかなり大きい」と(大意)。
WUGの運営が、エイベと81プロの共同であることに注目してほしい。
詳細な契約は知る由もないが、CDやアニメなどのパッケージ、映画の興行収入はエイベの領分であろうし、
メンバーのグッズなどは肖像権もあるので81プロの取り分が多いはず。
前者でうまくいかず、後者が堅調であるとするなら、エイベが出資する旨味があまりないのでは、と。
そういう部分でも、WUGはプロデューサーの交代を含め、
当初の目的や本人たちの意向と、活動を継続する場合の方針に乖離が広がっていったと推測する。
(以上2/1追記)
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