差別を捏造してはならない。

マイミクさんのつぶやきで左派系のツイッターやブログを目にする。
これ自体は非常にありがたい。左派の論客とはあまり親交がないし、思想の違いに起因するかもしれないが、あまり良い論客がいないように感じる。
それなりに良い論客はマイミクさんにいるという事情もある。

さて、そのマイミクさんのつぶやきで下記のブログを知った。
　※個人のブログかと思ったらまさかの「新聞」だった（この行は追記）

収益目的で攻撃　沖縄フェイクを追う　／沖縄　（毎日新聞）
https://mainichi.jp/articles/20190106/rky/00m/040/004000c

要約すると、netgeekなるウェブサイトが、利益のために他者攻撃をしていてけしからんという内容だ。

netgeekなるサイトは見たことがないので知らないし、それがどうであっても論点でhない。
問題はこのブログ（まさかの毎日新聞）が正々堂々と論理をすり替えている、ということだ。

引用する。

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例えばネットギークが2016年10月に発信した「沖縄のヘリパッド建設に反対している団体の正体、解散したはずのSEALDsと判明」というタイトルの記事がある。

(中略)
　そして、ネットギークがフェイスブックに発信したこの記事に対する書き込みでは「オウム真理教予備軍のお前らの顔と名前は覚えた」などと書かれている。この記事に3689人が「イイネ」のボタンを押し、共有は483件に上っていた。

　「SEALDs」の学生を「オウム真理教予備軍」とするのは明らかな虚偽だ。基地建設の抗議行動に対する偏見をあおり、個人情報をネットにさらしている。
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>「SEALDs」の学生を「オウム真理教予備軍」とするのは明らかな虚偽だ

とあるが、これを書いたのはnetgeekではなく、それを読んだ読者である。それをさもnetgeekが書いたかのように記載してはそれこそ虚偽だ。（正確には、決めつけをしているようでしていないという２枚構造になっていて、煽りで書いているなら書き手は案外文章構造のレベルが高い　（追記）と思ったら毎日新聞だった。レベルが高めなのはよろしいが扇動まがいの記事書くなよ・・・）

自分と反対側の思想に対し憎しみを感じるのは理解できなくもないが、それをやっちゃおしまいじゃね？という気もする。

「安倍しね」とか「韓国人は帰れ」とかやっている、シンプルな論理の人々に意見を申し上げる気はないし、議論をする気にもならない。そのレベルの発言は「りんごは赤いと思う！」というのと同じレベルの論理階層なので、もはや議論ではなくご感想だからだ。その人にとって赤ければ青リンゴだって赤いのだ。

問題は、彼らを攻撃（あるいは反論）しようとする人々で、それ自体は正義なのだが、正義感（または憎しみ）のあまり同じ穴のむじなになっていては実に見苦しい。人の攻撃をするときは、自分の論理に気を配ったほうがいいだろうね。

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あとで毎日新聞（琉球新報）だと気付いたので書いておくが、お前ら普段個人情報を垂れ流しで報道しているくせによくいうよ。被害者・加害者の実名・顔写真すら公開しない国もあるんだから、日々個人情報を垂れ流して偏見を煽っているのはマスメディアでは。左右問わず、毎日新聞に限らずね。

とりあえずこの記事が「新聞社」が書いたものだということにひどくびっくりしたよ。実はそのあと、毎日新聞の記事ではなく琉球新報の引用と知って納得もしたけど。