わが都路の中心部には、大熊・双葉へ向かう国道288号線が東西に通って
いる。だから中間貯蔵施設への汚染土の搬入で渋滞するんだべな、とは思って
いた。今のところ予想より少ないが、たまに数珠つなぎのダンプに遭遇する。
法定速度通りに走られるとあーあと思うが、ダンプ相手に煽り運転するわけに
もいかない(笑)。適当な場所で左ウインカーを出してくれるドライバーが多
いので、それまでじっと辛抱することになる。
でも、こんなのはまだ序の口なのかもしれない。環境省によると、搬入され
た汚染土は約182万立方メートルで、予定の約13%。大型ダンプは1日平
均約1200台だが、来年度は倍増する計画なのだとか。常磐道と国道6号線
がもっとも影響を受けるが、288号線だって無関係ではないだろう。時間を
気にする朝晩は迷惑なので、なるべく昼間に輸送してもらいたいものだ。
もちろん、環境省も渋滞対策は考えている。来年度に新設する大熊ICが使
えるようになると、一般道路の走行距離は短くなる見通しだという。輸送時間
帯を分散する計画もあるようだ。ただし、常磐道の浪江〜南相馬IC間は輸送
車両が17倍に増えるので、そちらへ向かうときは時間にゆとりを持たせた方
がいいだろう。私たちの近くから輸送車両が見えなくなるには、まだまだ長い
年月がかかりそうである。
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