『サンダーボルトファンタジー2 #12 追命霊狐』
<ストーリー>
リンセツアによって鬼没の地に飛ばされたロウシンカイは魔剣・七殺天凌に将来の展望を話しはじめる。一方ショウキョウケンを追ったロウフヨウだが、彼の魔剣に操られた傀儡衛兵たちが襲い掛かる・・・
<コメント>
何しろ人形劇だし、魔剣の争奪戦なのだから・・・と思っていたこちらの考えとか予想をはるかにしのぐ斜め上のストーリー展開に唖然とさせられてしまう。
中盤のちょっとダレたような展開が実は後半の怒涛の展開への伏線だったのかあ。
前回飛んで行ってしまったロウシンカイが鬼没の地でまさかの告白をして、これまでひたすら上から目線で大量殺りくを願っていた魔剣・七殺天凌が慌てふためいて「待て、落ち着け、よく考えろ」と必死になるところに大笑いしてしまったけれども本当に虚淵氏の脚本は予想を裏切る。ただ、その予想が裏切られても腹が立つどころかむしろ爽快に感じてしまうのはきちんとそれに至る過程を描いているからで、登場したときから不穏だったロウシンカイが立派さの裏にある変態性とか妄執を全開放したらこうなるんだ!という驚き。
また、オープニングに出てくる巨大怪獣はどんな存在で、いったいこの物語とどう絡むのだろうと思っていたら、これまたものすごく意外な理由で出現してしかもボスかと思ったら実は○○キャラだった!という意外性。
一方さんざんリンセツアにもてあそばれて落ち込むかと思ったらなんと開き直って暴れまわるショウキョウケンの前についに現れたショウフカンにメチャクチャにやられるという爽快・痛快展開!やっぱりツボは押さえてるわ、この物語。
ついに来週は最終話なのだけれども今回以上の超展開とアクションがあると思うともう待ち遠しくてしかたがない。
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