非現実的

■最低１人、ベテラン介護士の月給８万円増　処遇改善案
(朝日新聞デジタル - 12月12日 21:33)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5416284


そりゃ業界の末席を穢すものとしては少しでも報酬が上がって欲しいのは切実な願いだ。
然し…勤続10年以上？

あのさ…他の業界ならいざ知らず、この業界、同じところに10年以上勤めている人ってどれほどいると思ってんの？腕の立つ人ほど転職転籍を繰返している。同じところに10年勤めている人の方が稀有だ。

高度経済成長期の終身雇用が当たり前だった時代ならいざ知らず、否その当時であっても、新卒で入って定年まで同じ会社にいる人って実は思ったほど多くはない。大企業のそれも上層部位かあとは官公庁やそれに準ずる公的機関位なものだ(公務員には失業保険が無いらしいので簡単には退職し辛いってのはあっただろうね)。中小企業ではあの当時でも結構人材の流動はあったし大企業でも子会社・関連会社への出向・転籍は珍しくなかった(大概は出世競争に負けた幹部候補生やその派閥に属していた連中が意趣返しに切られた様なモノ)。

今では数多の業種・産業において人材の流動性が上がっている。

正直この制度は[画餅に帰す]のではないか？と言う気がしてならない。

え？オマエ如きがその対象になるわけないって？
いや、オレのこたぁこの際どーでもいいんだよ。オレ如きがそんな報酬貰えるわけがないこと位自覚してる。もっともっと腕を磨かないと認めて貰えないのはオレ自身が良く分かってるからオレの給料を上げてくれってんじゃない(そうして欲しいのは山々だけどね…まずは腕を上げないと)。

ただ、上司先輩同僚後輩、同じ職場で働く仲間達を見ていると、あの重責と激務を担いながらなんでこれっポッチの報酬なの？ってなって来る。

とはいえ、その報酬の原資は利用者さん達から出ているんじゃない(そう言う部分もあるにはあるがその部分は少ない)。介護保険料即ち国庫から。税金や社会保険料は安いに越したことはない。となると…[給料上げて！]とは一概に声高に叫べないのだよ。

厚労省のお偉方！机上で考えないで現場を見て考えて頂戴。