シネマクレール丸の内に、「タリーと私の秘密の時間」を観に来ましたよ。
1階のスクリーン1へ。
映画チラシです。
『「私、人に頼れないの」――仕事に家事に育児と、何事も完璧にこなしてきたマーロだが、3人目の子どもが生まれて、ついに心が折れてしまう。そんな彼女のもとに、夜だけのベビーシッターがやって来る。彼女の名前はタリー。年上のマーロにタメグチで、ファッションやメークもイマドキ女子だが、仕事ぶりはパーフェクト。荒れ放題だった家はたちまち片付き、何よりマーロが笑顔と元気を取り戻し、夫のドリューも大満足だ。さらにタリーは、マーロが一人で抱え続けてきた悩みの相談に乗り、見事に解決してくれる。だが、タリーは何があっても夜明け前に姿を消し、自分の身の上は決して語らない。果たして彼女、昼間は何をしているのか? マーロの前に現れた本当の目的とは――? 』(映画チラシより)
大きなお腹のマーロが、息子ジョナの身体をブラシしているところから始まります。
ジョナは、パニック障害があるみたい。いろいろ問題を起こします。でも、マーロはけっしてジョナを叱りません。
赤ちゃんミアが生まれ、マーロは大忙し。兄から進められていたナイトシッターのタリーが夜やってきます。朝起きると部屋の中はピッカピカ。「とにかく彼女は完ぺきだった。」
「マーロ、心を開いて。頼りになりたいの。」「人を頼りにするのを慣れてないの。」
次第に、マーロはタリーに心を開いていきますね。
「マーロ、ミア以外の事でも頼って。心のケア、しなきゃ。」
「ミアにキスを。明日は別人よ。ベイビーは成長する。」
夜、ベットでは夫はゲームばかり。マーロはそれが当たり前と思っているのか、気にしてないみたい。
ユーモアのある会話が楽しいですよ。
ミアにお乳をやるシーンでは、「すごい吸引力。まるでフジツボよ。」
「タリー、昼間は何を?」「世界征服を企んでいるの。嘘よ、昼寝してる。」
ある夜、タリーは、マーロに聞きます。「なぜセックスしないの?」「彼の好きなプレイは?」「ウェイトレスの制服にあこがれるみたい。」
タリーはウェイトレスのコスチュームを着て、マーロとともに、夫の寝ているベットへ。
翌朝、マーロは昨夜の事を夫に聞くと「最高だった。」。
このシーンは、違和感があったけど、ラストには、納得いきますね。
別の日の夜、タリーは遅れてきて、ルームメイトの事で悩んでいると打ち明けます。
「女は、傷ついたことを忘れない。コンシーラーで傷を隠しているだけで。」
ふたりは、街に繰り出します。「マンハッタンで酔うのがいいママになるため?」
途中、車の中からシンディーローパーの『SHE'S SO UNUSUAL'』の曲がメドレーで、次々と流れ出しますと。このアルバムは私も好きでよく効いていたので、このシーンはわくわく。
ブルックリンのバーで、ふたりははしゃぎますが、タリーが子守を止めると言い出します。マーロは止めます。「もう少しいてよ。あなたが必要よ。」「もう無理よ。」
マーロ「20代は最高よ。ごみ収集車のようなすぐ30代がやってくる。」
タリー「単調な生活の繰り返しが子供たちへの最高の贈り物なの。」
そして、ふたり車に乗って家への帰り道・・・・。
エンディングでは、それまでの伏線をひろって、そうか、そういうことだったのね。
ハッピーエンド。とても、よかったです。
見終えて、ゆっくり、じんわり、込み上げてくるものがありました。
「がんばりすぎる昼間の私が、夜に見つけた”ホントの私”」(パンフレットより)。
帰りに、パンフレットを買いましたよ。
今日も、面白かったです。
映画っていいですな。
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