mixiユーザー(id:1418555)

2018年11月28日00:09

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飛行機マニアにゃたまんねえ韓国映画だよ

2012年の「リターントゥベース」は韓国空軍が舞台のスカイアクション。
日本やとブルーインパルス、アメリカならブルーエンジェルス、イタリアではフレッチェトリコローリに相当する曲技飛行チーム・ブラックイーグルスの一員であるチョ・テフン大尉は航空ショーでプログラムにない無茶な機動をやってしまい、チームから外され、F15Kを擁する第21戦闘航空団に転属させられる。
ちなみに、日本ではあまり知られていないけど韓国空軍のブラックイーグルスは名称自体は67年からで、60年発足のブルーインパルスよりあとやけど、正式な曲技飛行隊としては54年からと、アジア最古の歴史を誇り、使用機材も、F51D→F80→F86→F5→A37→T50と、ブルーインパルスのF86→F2→T4より3世代長い。

ブラックイーグルスを追われたテフン、新しい部隊では複座のF15K、通称スラムイーグルに乗り込むことになる。
そこにいる機付長らしき立場の整備員のユ・セヨン中士(空自でいうところの二等空曹)がまたえらくかわいくて、ジフンは一目で恋に落ちてしまう。
この人、出演シーンのほとんどが制服か作業用のつなぎで、私服のシーンがちょっとしかないんやけど、制服補正ってのは女子にもあてはまるんやね。
制服やとめちゃくちゃかわいいのに、私服になると普通にしかかわいくない。

韓国映画らしいくすぐりや、F15同士による壮絶な空中戦があったり、クーデターが起きた北朝鮮から飛来したMig29とF15のソウル上空でのあり得へん格闘戦がふんだんに盛り込まれててまさに血沸き肉踊るといった趣。
ただ、マニア的に見るとどうかなあって点がどっさり。
格納庫内に無断で酒を持ち込んで酔っ払うってのもおかしいけど、それに対して処罰なしってもねえ。
てのはどうでもええくらい気になったのが、最重要目標を攻撃しに行く時の機材がおかしい。

F15といっしょに飛び立ったのはAT50。
韓国がアメリカのロッキードマーチンの技術を借りて開発した練習機、T50から発展した機体で、軽攻撃機ということになっている。
をいをい、ちょっと待てよ。
なにもそんな機材使って危険な肉薄攻撃せんでも、あんたとこには攻撃用にあえて複座にして、スタンドオフで対地攻撃できるAGM84SLAMが積めるF15K、その名もスラムイーグル持ってるやん。
この映画が作られた頃、韓国はアメリカ空軍の高等練習機T38の後継機としてT50を必死で売り込んでたから、活躍するとこを見せたかったんやろけど、それにしてもおかしいぞ。
そのせいでかなりやばいことになってまうわけやし。

チョ・テフン大尉を演じてるのはチョン・ジフン。
でも、この人、ほかで見たことあるぞ。
あら、調べてみたら歌手のReinやんか。
韓国では「ピ」て名前で歌手活動してるんやね。
ユ・セヨン中士はシン・セギョンって女優さんやけど、ほかではあんまし見たことない。
すっげえ好きなタイプやし、出演作品を探してみよっと。

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