mixiユーザー(id:64329543)

2018年11月25日04:54

155 view

バンクシア・エリキフォリア(Banksia ericifolia)

 バンクシアはブラシの木と似ているが、ヤマモガシ科バンクシア属で、オーストラリアのニューサウスウェールズ州の東部に分布する。樹高は4mほど。葉は線形で、長さは15mmほど。秋から冬にかけて、長さ50-60cmの円筒形の花序を出し、橙色の花を咲かせる(画像は開花前)。花が咲いた後、花序は松ぼっくり状になり、その種子は山火事が起こるまで中に留まる。
 果実は、割れにくい木質の殻で種を包んだ袋果という構造で、山火事が発生するとその熱で袋果の外側の固い殻がはじけて、中の種が周囲に飛び散る。自生地では、自然発火による山火事が多いが、火事を利用した生き残りとは何とも奇抜かつ壮絶な戦略で、日本では子孫を残せなかったろう。

フォト

フォト

フォト

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する