ショー・マスト・ゴー・オン

昨年のジュリー全国ツアーは、デビュー50周年ということで、誰もが知るヒット曲ばかりをバンドをバックに50曲歌うものだった。これぞ史上最強のセットリスト、曲紹介いっさいなしでもイントロが流れた一瞬で客席は興奮の極み…そう、今回のツアーこそこのパターンで全国を回るべきだったのでは。ならばさいたまスーパーアリーナの1万何千なんてチョロいものだったと思うし。

日曜日の大阪狭山SAYAKAホールでのステージ、謝罪のMCで埼玉での代替公演が用意されているとジュリーは表明したらしいけど、いっそのこと同じさいたまスーパーアリーナをもう一度借り切り、まずは先日の7000人に優先入場権、そしてフルバンドをバックにこの一日限定のセットリスト、それはもちろん往年のヒット曲ばかり…みたいな展開はムリだろうか。

それにしても大阪狭山がこんなに注目をあびるとは。多くの報道陣がつめかけ、いつもは静かでのんびりしたホール周辺はまるでどこか別の町。このたびお世話になった真向いの葬儀会館の看板もきっちり映ってたし。ちなみに亡き母親がかってクラシック集団だと思ってクライズラー＆カンパニーを観に行き、あまりの爆音に途中で出てきたのがこのSAYAKAホールであります。

そしてきょうもまた「大阪狭山市で…」とニュースの声。うわ、こんどはいったい何事やと耳をかたむけたら、古川大阪狭山市長（無所属）の妻が秋のだんじり祭りの会合のさい、現金入りの封筒を寄付の名目で各町担当者に配り公職選挙法に抵触うんぬんとか。ああ、よっぽどこちらのほうがあののどかな町にふさわしいニュースだと、どこかホッとしてしまいました。