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2018年09月08日10:17

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実のところ不寛容社会なんてネット以前から有る

■7割の人が恐れる「ネット炎上」 実はたった0.5%が起こしていた…
(AERA dot. - 09月08日 07:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5279738

例えば、流行をメディアが煽るじゃろ?
でもその流行が好みじゃない人がでるじゃんか?
当然一定数いるから、流行が定着しなかったり批判的と言うか好まないから
購入しない、参加しない人達ってのは宣伝に対してマイナス効果の人なのな。

で、ネットがなければ少数派で済んだと言う思い込みもあるけれども
それが一定数いるとどこかで接点をもって自分らのコミュニティというか
好みを追求する状態になるのよ。

ところがそれが売りたいモノと違った場合には、メディアを使って
その自分たちの売りたいモノを好まない層にネガティブイメージを
植え付けるのな。

あれにハマらないなんてダサい、とか。
あれを買わないとセンス悪いとか。
ワイドショーや雑誌(週刊誌が特に)、酷い時は新聞も動員してね。
それが違う意見を感じる者への否定の肯定を育てたのであってネットがどうの
以前の問題。

わかりやすい事例って言えば80年代中盤からのオタクバッシングですかね?
あれも、車よりフィギュアだったりアイドルよりアニメキャラだったりするのが
売る側の都合に悪かったり、流行らせたいものに金を落とさないと言う言わば
妬みから来たもんと言っても過言ではないわけですよ。

だからオタク犯罪者予備軍みたいな報道だって誰も批判しない。
オタクと十把一絡げにして批判する、非難する事になんら躊躇はないのですね。

もちろん、オタク系の犯罪とされるものもだしてきましたけれど例えば
宮崎勤の件なんか、オタクの犯罪であるべきって事で数ある普通のエロ関係
と言っても結構猟奇的なモンだそうだったけどの中からアニメ、漫画系を
漸く見つけて撮影したなんて話まで出るくらい。

また、恋愛市場とでもいうべきマーケットがあって、男女の色恋沙汰が金になる
なんてもんが有ったりするんですよね。
例えば、外食産業はおしゃれなイメージで男性がエスコートなんて事をしてたけど
これだって、だんだん男性が色恋沙汰を敬遠するようになりゃあ草食系男子!
とか言って批判的に話題にしたり。

もちろん、今は草食系男子もオタク、いやオタクはまだ良い様にして良い存在か、
ともかく草食系男子だ肉食系女子だと言ってマーケティングに組み込もうとしたり
なんてのはありますが、それこそしかし人夫々に対する不寛容な状態なんですよ。

結局は、売りたい側の売りたいモノに飛びついてくれないと困る、という
非常にわかりやすいロジックでの、少数排除。
それによってメディアによる、気に入らない存在の否定っていう事が日常的に
起こってしまってた事の結果、ネットで容易に発信できる今、それをいう前に
まず考える、それを行う前に考えるってのが欠落した層がある程度出来てしまった
って見方をしないと解決しない問題なのですよね。

この辺は、放送大学辺りでも言ってたりするし、オタクを一部でも認めた場合
金になるオタクでないといかん、なんていう打算的な排除もできたり。
今現在のおっさん殺しな商品展開だって金のある世代になったヲタあるいは、
過去にそれを手に入れられなかった人の郷愁狙いって面もあると指摘をしてるのも
あったりする位だから。

なので、不寛容な5%による炎上ってのはそれを育てたのはマスコミである
って認識が欠落した状態では、改善する事はできないんですよね。

もちろん、炎上しても仕方ない事例ってのもありますけれど気に入らないから
自分正義で糾弾して炎上ってのは、やはりマスコミのこれまでやってきた事の
大量再生産だと思わないといけません。

また、更に年が若くなるとネットでの気に入らない相手への攻撃は正しい!
なんて感じで辺に暴走する子等もいないわけではないのですね。

この辺は、反ヘイトだ反レイシズムだ反安倍だの界隈でぶっ飛んでしまって
多少の差異も許さない様な人が他者を攻撃するとか自分と違うから悪だと決めつけ
ネットで叩こうとする姿勢をマスコミがこれまた一纏めにしちゃって称賛した
なんて面も忘れたらいけません。

もちろん、反ヘイトだ反レイシズムだで真面目に遣ってた人が最初にはいるし
それが目立ったてのは有るんですけれど、ネットでの跳ねっ返りはどこの組織にも
集団にも、また個人にもいるって事なのですよね。

でも反ヘイトを謳えば多少の問題は目をつぶるとか、反レイシズムならば
暴力も見逃す的な動きが目立ったり、反アベなら多少の事はしても黙る、
というメディアサイドの姿勢ってのも若干かもしれないですけれども、問題を
助長しているという面は忘れたら行けないんですよね。

というのは、実際に中学生なんかと接触がある仕事をしているとスマホネイティブ、
ITネイティブという状態。
だからネットや、メディアに対してのリテラシー、危機管理意識等々の意識が
低いままそれに触れるのですから、過剰な事をしても言ってもやっても何故か
お咎め無しな層を見たら、そしてそれが正義を自認していたら正しいならば
なんでも有り!な意識を育てる子もいない訳じゃないのですよね。

この様な考えって別にネット以前からあったじゃん、という指摘もあるでしょうが
ネットが出たことにより、メディアが放置してたそれらの問題がより子供に影響を
与えやすくなった、なんて事が言えるのもまた現状なんですね。

だから、ネットがどうの、ネットの闇がこうのと言っても問題の根源に関わる
レガシーメディアの過去からの行状が反省されず、それを今に生かせないなら、
当然ですけれど例え芸能人、例えアナウンサーで有っても炎上は免れない、
という現実はそこに残ります。

メディア、特にテレビメディアはまだ子供だって見るのですからね。
一方は何をやろうと正義!他方は良い事をしても悪!!みたいな姿勢がテレビから
消えていかない限りは、不寛容は消えないでしょうし、公平公正を自称するメディアが
一方的な情報だけで他方を叩く様な真似をし続ける限りは、批判されて当然だろう
公人あるいは公的存在だもん、で終わるだけの話なんですよね。


結局はもうね、メディアだけが社会の代表ヅラする時代は終わったんですよ、
社会の一員でしかない自覚をもって対処しないとダメなんですよ、というだけの事、
という単純な話に落ち着くだけ、という事かもしれないんですけれどね。
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