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2018年08月30日13:35

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東南アジアからの外国人留学生の悲惨な物語。


今日の毎日新聞の記事で悲惨なベトナム留学生の話が載っていた。
看護の仕事を夢見て日本に来たが、現実は大違い。借金も返せず、不法滞在で逮捕されてしまいました。懲役2年。悲惨な結末だ。何がそうさせたのであろうか。ニニギの過去の豊富な経験からこの問題に迫ってみよう。
まずニュースはこちら。


<外国人>借金返せず不法残留 留学生の過酷な現実
8/30(木) 9:53配信  毎日新聞


強制送還されたベトナム人留学生が、支援に当たった元同僚の女性に送った手紙。来日して学んだ日本語で謝罪と感謝を繰り返している=兵庫県尼崎市で、数野智史撮影
 看護師として働く夢を追って来日したベトナム人の女子留学生(25)が先月19日、奈良地裁で出入国管理法違反罪(不法残留など)で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受け、1週間後に母国に強制送還された。公判では日本語学校で学ぶ外国人の過酷な現実が浮かび上がった。【数野智史】

 留学生は2015年1月に来日し、2年間の予定で宮崎県内の日本語学校で学び始めた。ベトナムで看護師の資格を取得しており、将来は日本の医療機関で働くのが夢。仲介業者に支払う代金125万円は親の借金で賄った。最低賃金が月2万円に満たないベトナムでは大金だが、「アルバイトしながら借金を返せる」との現地業者の説明を信じた。

 ところが来日直後から厳しい現実にぶち当たる。アルバイト先には、希望したわけではないのに日本語学校の系列の介護施設を指定された。制限時間内の週28時間の勤務をこなしたが、「寮費」などの名目で天引きされ、残ったのは月2万円。「借金が返せず、金融機関に実家を取り上げられてしまう」。危機感を募らせ、寮から失踪した。

 兵庫県尼崎市に移り、ホテルや飲食店でのアルバイトを掛け持ちした。インターネットで偽造在留カードを買い、アルバイト先に提出。警察や入国管理局に見つからないように注意しながら、多い時には月に18万円を稼ぎ、13万円を借金返済に充てたという。ところが今年4月、奈良署が別の事件の捜査でこの留学生の不法残留を知り、自宅を訪れて逮捕した。

 問題の背景にあるのが深刻化する人手不足だ。働き手としても期待される留学生を受け入れる日本語教育機関は、2014年に485校だったのが、17年には3割増の643校。施設の急増に伴ってトラブルも増加傾向にある。日本語学校で作る「日本語教育振興協会」の高山泰専務理事は「留学生には日本で生活するために必要な費用なども含めて正確な情報を伝えるよう指導しているが、現地のブローカーを通すと誤った情報が伝わるケースもある」と指摘する。

 「また日本に来ますか?」。留学生は公判で弁護人から聞かれると、目に涙を浮かべながら通訳を通じて「もう二度と日本に来ないので、許してください」と訴えた。

 飲食店の元同僚らは「無遅刻・無欠勤」「回遊魚のような働き者」「日本人以上に勤勉」と仕事ぶりを高く評価していた。元上司の男性店長(66)は公判を傍聴し、「真面目な留学生らを不法残留といった犯罪に向かわせてしまう日本社会の責任もあるのではないか。本当に悪いのは彼女じゃない」と、やるせない思いを吐露した。

これはどこに問題があるのか。
ズバリこの原因は留学生を集める日本語学校の問題です。生徒を集めるのに現地で160万円くらいの費用を集めます。それも集めるのは卒業生のブローカー的な人。
その費用は1年分の学費と、寮のお金、それと自転車1台が付きます。これに乗って移動しろと言うこと。
しかし2年目の学費は含まれていません。それを働けばすぐに払えると。払えるわけはありません。留学生は週に26時間しか働けません。安い日当で食費が精いっぱい。借金の返済や学費など払えません。ここで留学生は挫折するのです。
学校側もあくどく、脱走者が2割を超えると学校法人の取り消しとなるために、日本人の保証人立てさせます。ニニギも実際に何回かなったことがあります。保証人は留学生が脱走した場合、罰金600万円支払わされます。日本人がいない場合、学校が保証人になります。その額50万円くらい。また負担が増えるのです。

以前は日本語学校は中国人で食べてましたが、中国人留学生の犯罪が多いので、今度はインドネシア、ベトナムと手を広げてきたのです。
東南アジアの夢見る若者たちをだまして日本で働かせ、そして多大な借金を返せないので、脱走、不法滞在になり、犯罪に巻き込まれるのです。

過去にこんなケースがありました。
中国人留学生ですが、日本に行くために200万円くらいがかかります。それを親戚から借金します。過去の例から日本に行って稼いできた人は10万円貸すと、かえって来た時に倍の20万円で返すのが常識なのです。だからそれができるまでは何が何でも日本で頑張るしかないのです。

彼らは日本で稼いだいお金を中国に送金するために一般的には地下銀行を使います。
ニニギも何回か送金しましたがこちらはちゃんとした中国銀行を使います。しかし多額になると収入証明が必要になるので、一般には地下銀行です。これが問題です。もちろん違法なのでやってるのは中国やくざの蛇頭。
取り扱いうのは韓国食材店(日本には韓国系の中国人が多いから)か中国食材店。
まず店にお金を渡し届け先の住所をいう。
現地の係の者が直接本人に現金を渡す。それを電話で確認をして、すべて終了。手数料は5000円くらいだ。
これが危険なのです。毎月の送金額や受取人がやくざにばれてしまう。
やくざは親戚の借金を買い取って親を脅迫するのです。
「今日の昼までに100万円用意しないと親の腕が切り取られる」こんな話がしょっちゅうなのです。嘘かと思って確かめたら本当の話でした。
これでは犯罪に走るかありません。

ベトナムの留学生はそこまではいきませんでしたが、この外国人犯罪をなくすためには日本語学校のだましての留学生集めを禁止する必要があります。
外国人研修生も日本語学校に行ってからと規定されてます。これが悪徳学校の温床になっているのです。制度そのものを変える必要があります。
日本語学校は現地で済ませてある程度のレベルの人だけ受け入れればいいのです。

彼らにとって重要なことは、日本に来ていきなり収入を得られることなのです。

ニニギが過去に世話した留学生は、中国のお金持ちだったので、学費には困らなかったので道を誤らないように指導し、短大を卒業、その後就職。今では希望だったアパレル関係でブランド製品を販売してる商社のバイヤー。イギリスのブランドなのですが、工場が台湾。言葉が楽かと思ったがイギリスの会社なので台湾とのやり取りは苦手な英語だそうな。
でも頑張って今では永住ビザに。真っ赤なフェアレディーZに乗って颯爽と東京の下町を走ってますよ。住まいは蕨駅近くの公団の3LDK。今でも独身女性です。旦那がなかなか見つからないのが問題。
彼女のお父さんは中国のファッションデザイナー。おばあさんは中国の病院長。おじいさんは中国の観音様協会の会長。お母さんは離婚して日本人と結婚。信州にいましたが、今では埼玉で同居。
留学生もその行動次第で夢は実現できるのです。
でも日本人の世話役が必要ですね。

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