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2018年08月17日11:21

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加筆訂正しないでくださいね

■IBF世界王者・岩佐亮佑の王座陥落理由と亀田和毅のリング乱入暴挙
(THE PAGE - 08月17日 06:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=5247767

>【アイルランド人】もスタミナを失いギリギリの戦いをしていた。

>事前にこの試合の勝者と対戦する交渉でもあって、主催者の許諾があり次の興行を盛り上げるプロモーションの一部ならまだしも、神聖なるボクシングのリングで、こういう【プロレスまがいの行為】は許されない。
>いや【プロレスには、筋書きがある】だけプロレス以下の行為である。

このライターは対戦相手さんとプロレスを見下したくて仕方が無いのでしょうかね?

時間が無いのでスクショはとりませんが 本文コピペしてきますよ

世界の山根が関与していなかっただけ よしとしますかw


プロボクシングのIBF世界Sバンタム級タイトルマッチが16日、後楽園ホールで行われ王者の岩佐亮佑(28、セレス)が、同級1位のTJ・ドヘニー(31、アイルランド)に0−3の判定で敗れて2度目の防衛に失敗した。武器の左を封じ込まれ、空転する展開。セレス小林会長が「倒さないと勝てない!」と終盤にハッパをかけて11ラウンドには逆転シーンを演出しかけたが仕留め切れなかった。試合後、2階級制覇を狙う、4団体すべてで世界ランク入りしている亀田和毅(27、協栄)がリングに乱入。プロレスまがいの対戦要求をして新王者を激怒させ突き飛ばされる場面もあった。ボクシングの伝統と格式を汚す暴挙に、高度なスキルの駆け引きがあった、せっかくの世界戦の盛り上がりが台無しになった。


 


 血気盛んなアイルランドの2、30人ほどの応援団がサッカーの応援歌「WE ARE THE CHAMP」に重ねて雄叫びを上げる。対抗するように「岩佐コール」。長渕の入場曲が聞こえないほどだった。
 主催者発表の観客数は1505人。後楽園ホールが、これほど白熱した試合はいつ以来だろう。
 だが、そのリングで、王者、岩佐の宝刀・左ストレートが消えた……。筆者が「左拳を痛めて試合に臨んだのでは?」と疑うほど、左ストレートが打てなかったのである。苦手なサウスポー同士。そして19戦無敗の最強挑戦者のTJが選んだアウトボクシングという作戦にまんまとはめられ長所を消された。

「(右の)ジャブが当たらないので、距離感をとれず、左につなげることができなかった」
 岩佐はスタートから面食らった。ファイターの挑戦者が足を使い、カウンター戦法に来たのである。
「思ったよりも出てこなかった。予想外のことをされて、ジャブの駆け引きにひきこまれた。対応できなかった。こっちの苦手のボクシングをしてきた。うまかった。ガードを下げて翻弄された」
 L字ガードからスピードに乗ったドヘニーの右のリードブローを何発もまともにもらう。
「ボクシングはチェスゲーム。インテリジェンスな戦略が必要だった。岩佐は罠を仕掛けてカウンターを狙ってくるタイプ。だから、そこにはまらないようにアウトボクシングに徹した。俺はプロで6年。アマ経験もある。これくらいの対応はできるんだ」
 試合後、アイルランド人は、待機戦略の狙いをこう明かした。
 
 中盤までは、ほぼ挑戦者ペース。セレス小林会長いわく、「右のジャブが当たらないので、当てようとするとステップがそこで終わり、左につながるステップにならないんだ」。悪循環だった。
 
 もう左は捨てることを考えた小林会長が「ボディを打て!右の返しを打て!」とアドバイスを送って、その効果はあったが、決定的となる突破口を開くまでには至らない。
 終盤にさしかかり、ラウンドの合間に小林会長の声がどんどん大きくなる。
「行け!行かないとポイントでは負けているぞ」
 10ラウンドを前に、その声は最高潮に。「勝負してこい!倒さないと、もう勝てないぞ」。
 王者陣営は切羽詰まった。だが、逆転KOを狙いだすと、一発一発のパンチが大きくなり、ますます、うまく外され、31歳の無敗挑戦者のクリンチワークに絡みとられた。

 11ラウンドに右フック、右ストレートが続けてヒットしてドヘニーがふらついた。最後の大逆転のチャンスだった。しかし、体を預けるようにしてもたれかかってきた挑戦者ともつれて一緒に倒れた。

「パンチが効いているのはわかっていた。でもうまくごまかされた。不完全燃焼だった」

 アイルランド人もスタミナを失いギリギリの戦いをしていた。
「苦しかった。そのときアイルランドから駆けつけてくれたフィアンセと母親の姿が目に入った。今、頑張らないとダメだと」
 試合終了のゴングが打ち鳴らされると、挑戦者は、セコンド陣に肩車をされて喜びを表現したが、岩佐は手を上げることもせずニコリとも笑わなかった。
 この両者のコントラストがすべてだった。
「117−112」「116−112」「115ー113」の3−0判定負け。新王者となったTJは「信じられなかった。敵地だし接戦だったと思っていたので、この判定には驚いた」という。


 控え室で岩佐は冷静に敗戦の弁。
「悔しい。練習が良くてもリングがすべて。(練習でできたことを)出せないということは、それが現実、実力。自分でも負けたと思った。相手が一枚上だった」
 その隣で立っていた小林会長は「ひとつだけ岩佐に言っておきたい」と真剣な表情で岩佐の顔を見た。
「負けているのがわかっているのならば、倒しにいく勇気と覚悟が欲しかった。万が一逆に倒されるかもしれないが、その覚悟が岩佐に一番必要なもの」
 1ラウンドに右目の下のホオ部分を深くカット。左目の下も赤く腫らしたTJに比べて、岩佐は、右目の周りを赤くしたくらい。余力は十分にあった。だからこそ、なぜ勝負にいかなかったのか?と、元世界王者でもある小林会長は、愛弟子の岩佐に問いかけたのである。
 岩佐は、会長の問いにこう答えた。
「過去に倒されているという怖さがあったかもしれない。魔の6ラウンド、がんがんいって、雑になって倒されると思っていけなかった。怖さがあったんです」
 3年前、イギリスの敵地での世界初挑戦となったリー・ハスキンス戦で、6ラウンドTKO負け。そのトラウマがあったことを岩佐は、正直に告白した。

 ボクシング史に名を残す名王者、山中慎介との日本バンタム級タイトルマッチに敗れてから苦節7年。習志野高時代から天才と呼ばれた男が、挑戦者決定戦を乗り越えながら、やっと手にしたベルトをこうも簡単に手放して、よかったものか。いや、その苦悩の時間が長かったからこそ、心のどこかに勝負に徹しきれない“守り”の感情が生まれてしまったのかもしれない。
 山中が果たせなかった世界王座の13度連続防衛を目標に掲げていた岩佐は「もっともっと自分ができると思っていた。それができなかった。ショックはショック。これが現実」「V2という大きな壁を乗り越えられる人間ではなかった」と、自虐的に自らを責めた。
 5月には、ロマチェンコvsリナレスのビッグマッチをニューヨークまで見にいき「ボクシング観が変わった」という刺激を受けた。どこまで成長するか?に彼自身も、小林会長も大きな期待を寄せていただけに、なんとも虚脱感が残る指名試合になってしまった。
 
 岩佐は自らの進退について「自分の出来にはガッカリだった。今は、また頑張ろうという気に……今後は考えますね」と微妙なニュアンスで表現した。小林会長は「本人がやりたいなら当然チャンスは作る。いきなり世界とはいかないだろうが」という。まだ28歳。再び世界チャンスをゲットすることは簡単ではないが、もう一度やり直すリベンジへの時間は残されている。


 最後に。
 試合直後にリングに乱入。「次は俺だ」と新王者のTJに対戦要求した亀田和毅の行動にモノを申したい。
「ここから出ていけ!」と怒鳴って亀田を突き飛ばした新王者が「今、この瞬間を邪魔されたくなかった」と言ったが、まさにその通りである。試合後のリングは、勝者だけに与えられた特別な時間と場所である。
 事前にこの試合の勝者と対戦する交渉でもあって、主催者の許諾があり次の興行を盛り上げるプロモーションの一部ならまだしも、神聖なるボクシングのリングで、こういうプロレスまがいの行為は許されない。 いやプロレスには、筋書きがあるだけプロレス以下の行為である。
「俺に殴られなかっただけ幸運だと思え」
 試合後、新王者のTJも、この暴挙に関して怒りが収まらなかったのも当然である。

 後楽園ホールが舞台となったが、この世界戦を実現するためにセレスジムを始め、関係者が、どれだけの努力をしたのかに敬意を表すべきである。それが礼儀であり伝統と格式のあるボクシングの世界なのだ。
 きっと亀田兄弟は、“そんな常識にとらわれているから、今のボクシング人気が上がらないんだ。面白くないんだ”とでも、抗弁しそうだが、そんな面白さは、ボクシングには不必要。試合が決まってから、散々、トラッシュトークでもやればいい。高度なスキルと、日本vsアイルランドの異様な空気に包まれた後楽園の記憶に残る世界戦の最終シーンが台無しになった。ちなみにTJは、亀田和毅の挑戦を受けるか?と聞かれ「これまでの俺のキャリアを見ればわかるだろう。いつ、どこでも誰の挑戦も受ける」と答えていた。
 だが、次の試合の興行権を考慮すると、暴挙をしでかした亀田よりも、先月、久我勇作(ワタナベ)との日本同級タイトル戦をTKOで勝った和気慎吾(FLARE山上)に可能性があるだろう。和気もリングサイドにいたが、何かを決意するかのように静かに後楽園を後にしていた。

(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)






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