7月25日
いま苦しんでいる人々
けれども私たちがいま苦しんでいる人たちを無視した場合、自分自身の生命や健康的な生き方が危険にさらされることになる。
12のステップと12の伝統 204-205ページ
いらだちや不安を鎮めるために強迫的に酒を飲む地獄を私は知っている。歯を食いしばって酒を止め続ける苦しみも知っている。酒という絶望的な救済方法に閉じこもり、誰にも知られずに苦しんでいる人がいることを、今私は忘れることができない。私は自分のハイヤー・パワーに祈る。自己中心的にならず、思いやりのある行動をうちに秘めた道具になろうとする勇気と導きを、どうか私に与えてください、と。そして、一人ではできないことでも、他の人たちと一緒ならやってゆける力がグループからいつまでも与え続けられますように、と。
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「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
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7月25日
私たちはもう一度貸して貰った時間を生きている。今日生きていることはAAと神の恵みのお陰である。だから私たちの残された人生はAAと神に委ねられるはずだ。貸し与えられたこの時間を最も有効に使うことによって、AAとの出会いを与えられる前に無駄に失ってしまった私たちの人生にほんの少しずつでも埋め合わせができるのだ。今日からの私の人生は私自身のものではない。神とAAに信頼して生きよう。もう一度生きることを与えてくれたこの偉大なAAという共同体にできるだけ貢献しよう。
私はAAを信頼して生きているか?
黙想
神を信頼して生きよう。このことが何を意味するか深く思い巡らそう。このような生き方から期待されるものは無限である。神を信頼し、そのみ旨に従順に生きる生き方は、いかに素晴らしい献身の生き方であるかを思い巡らそう。このような生き方は奇跡をもたらす。神に忠実である心には神からの多くの良い贈り物が与えられる。このような関係になるとき、神はその人の主であり、その人の現在と未来の支配者となる。神が導かれるままに行動し、その結果のすべてを神にお任せしよう。自分を残さず、すべてにおいて神に従い、より良い人生としよう。信頼しよう。
祈り
あなたを信頼して生きることを教えて下さい。自分の人生を自分だけで生きることがありませんように。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ 私は時々考えることがあります。アルコホリズム真っ盛りのあのときのままだったら、私はいつまで生きていただろうか、と。飲まないで生きている今、ごく普通に老後を考えることができている今とそんなことまで考えている暇もない、というか、その日暮らしでただただ生きていただけ、といったそのときの私を比べてみると、本当に今昔の思いを新たにします。
なぜ私が救いの道を歩き出すことができたか、それにはたくさんの事情が挟まっていたでしょう。でもその中でも、「たまたま」AAのメッセージが入っている専門病院に入院した、ということが最も大きかったのではないでしょうか。ちょうどあのとき、私がすっかり酒に参ってしまっていた、本当にどう生きていくのかまったく見えなくなっていた時期にAAが目の前に示されたということが大きかったと思うのです。
だからこそ、私はそのような救いの道を過去の私と同じような人たちにも今でも伝えたいと思ってメッセージに行ったり、サービスに関わったりしています。私の活動の大きな部分は、まだ苦しんでいるアルコホーリクに「まだ助かる道はありますよ、この私たちの手をつかんでくれるだけでいいんです」と伝えることを主にしています。助かろう、いっちょやってみようか、と感じてもらえるだけでもいいんですから。
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山口、AA宇部グループ Mike(マイク)
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