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2018年07月25日01:42

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トップライダーのポジションの悩み深し!

■ トップライダーのポジションの悩み深し!

トップアスリートもフォームに悩み、ポジションに悩む時期があります。それは調子のいい時なら違和感をすんなり解決できるのですが、不調の時には、冷静に自分を見ること、1つ1つ積み上げる変更点を評価できなくて、何もかにも信じてじっくり取り組むこともできなくて、とことん悩むことになります。

しかも、その悩みをより深くしてしまうのが、1m単位で移動したポジションの特性の変化を脳にプロットできない、理論的にポジションの追求できないタイプのライダーが、良い結果を求めて結論を急いで焦ると、基礎的なフォームから時間をかけて作り直すくらいの気持ちもないままに、たいていは追求する集中力もなくなっていて、迷いのループに陥りがちです。

フォームやポジションや、意識的に骨盤の角度や、姿勢をコントロールしたり、使う筋肉を変えたいと口では言っているのに、バイクのポジションを換えただけですぐに変えられるものではありません。ポジションを変えて、意識する筋肉を動員してペダリングの効率を高めるには、少なくとも違和感は発生するので、その違和感に耐えて筋肉、神経系が繋がるまで、続ける必要があります。

クランクの長さを変えるのも、ポジションを変えるのも、使う筋肉を変えるのでも、ローラー台でパワーを測定して評価するだけでなく、実際に後輪で地面を押して前にバイクを進ませるペダリングをするトレーニングで測定したり、筋肉を刺激したり、神経系の回路も発達させて理想に近づけるので、少なくとも3ヶ月の移行期間が必要なので、簡単に効果があるとかないとかの答えを出すことはできません。

短期間で効果のあるポジションの変更もあるけど、ある程度煮詰めたトップライダーのポジションの変更は、シーズン中ともなれば、大きく変更して、移行期間にトレーニングやレースで、思ったようなパフォーマンスが出なくなる可能性もあるし、不安になって、もとにポジションを戻すことになることもあります。

こっちに向かって微調整すれば改善されるのではという、方向性を見つけるために、時間をかけて、何度もデジタルに位置を測定しながらポジションン最適化にチャレンジして、変化が分からないと諦めるのではなく、何度でも試してポジションを評価して、焦らず粘り強く最適化に取り組むことです。何度でも一緒に悩んであげますから頑張りましょう。




プロ野球のスラッガーがスランプのとき、拳1つ分グリップの位置が低くなっていたとか、バットの始動前の位置がほんの少し斜めになっているとかを、自分では把握できなくて、コーチに指摘されて気が付いた。

気が付いたとして、意識してグリップの位置やバットの傾きを好調時に戻しても、好調に戻るわけではりません。動きや筋力などのバランスが自然にその形を作っていたのです。好調時の形を意識しつつ、筋力やタイミングや良い動きを取り戻すトレーニングやメッソッドを繰り返すことで、好調への階段を上るしかありません。

トップコンディションではないけど、バイクで発揮できるパワーに納得できない。もっといいポジションがあるのではと思って焦ってしまう分けです。ポジションをどうにかしなければ。そういう状況でポジションを調整して欲しいと言うオファーがけっこうあります。

悩んでいるから設定し直してほしい。でも、今のポジションを動かすのも恐い。バイクの走りが不調だと思ったときは、ポジションのせいにしたくなるものです。シリアスレーサーほど悩みは深く、ポジションの調整が堂々巡りになることが多いのです。

ペダリングやフォームの基本の動作をしっかり身に付けていない、ごりごり踏んでいるレーサーにありがちです。踏み込むパワーに見合った体幹の強化をできていないライダーで、踏み込み重視のペダリングのライダーは必ず壁に突き当たります。

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