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2018年07月17日08:57
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7月17日(火) #1650 チベット高気圧とは？
おはようございます。木下藤吉郎です。
今から8年前の2010年(平成22年)の今日、京成成田スカイアクセス(印旛日本医大〜空港第2ビル)が全線開通し、空港連絡特急『スカイライナー』が同線経由、2代目AE形電車で初めて運用を開始しました。
■成田スカイアクセス、7月17日開業 - 鉄道コム
https:/
また、今から30年前の1988年(昭和63年)の今日は、元フィギュアスケート選手で、現在はスポーツキャスター、タレントの浅田 舞(あさだ まい)さんの生まれた日です。
■浅田 舞 オフィシャルウェブサイト
http://
7月17日 火曜日
さて、三連休が明けてまた4日間の平日が到来であります。この連休は東北南部以南の梅雨明け発表直後から強く張り出している太平洋高気圧と、大陸から上空の高いところを日本列島にかけて覆っているチベット高気圧などの影響で、この時期としては酷暑としか言いようのない異常高温に見舞われています。
対策は、多くのメディアで言われていますように、水分と塩分を小まめに摂取する事です。内勤業務が多く汗をかきにくい方々は塩分や糖分の過多になりがちなので塩分摂取を怠りがちですが、それは三度の食事に塩分や糖分(炭水化物を含む)が多く含まれているからであり、ダイエット中で食事を少なめにされている方や、外で汗だくになりながら作業をされる事が多い方などは、塩分も不足しがちになります。スポーツドリンクなどで水分だけでなく塩分もしっかり補給しましょう。
さて、今続いております酷暑のそもそものメカニズムについてですが、この原因には以下の2点があるとされています。
�� 太平洋高気圧(夏の高気圧)の張り出しが例年より非常に早く且つ非常に強い。
�� チベット高気圧の張り出しが強い。
これらであります。
太平洋高気圧の強さは、関東甲信越地方の異常な梅雨明けの早さから自明と言えるでしょうが、あまりよく知られていない要因として、チベット高気圧なるものがあります。
これはとても厄介なもので、なんと天気図に現れてこない高気圧なのです。
どういう事かと申しますと、気象庁や多くの気象予報士の方々は、天気図を作る際に、全国津々浦々に設置されている「アメダス」の観測地点での気圧をチェックして、それを基に作成します。
アメダスは地上に設置されているので、天気図は基本的に地上付近の気圧を示すものになります。
ところがチベット高気圧は、日本のはるか西にあるチベット高原から、高度の非常に高い所のみを漂う空気のかたまりとして日本付近に張り出す形になり、天気図には反映されにくいのです。
それが何を意味するのかと申しますと、結論から申しますと、太平洋高気圧の張り出しに加えチベット高気圧の張り出しも強い状況が続くと、日本列島全体が異常な「高圧帯」と化して、高音のみならず、渇水被害や光化学スモッグの発生しやすい気象状況が長々と続く危険性があるのです。
夏場に日本へ張り出す太平洋高気圧は、湿った空気を持っているので、気温が上昇すると上空へ空気が巻き上げられ、たくさんの入道雲(積乱雲)を作ります。それによって山沿いを中心に「夕立」や「ゲリラ豪雨」が巻き起こり、降られた地域は局地的に大雨に見舞われるものの、それが夏場の貴重な水資源になるという見方もできるのです。
ところがそこへ大陸からチベット高気圧が張り出して来ますと、この空気は乾燥しているために、太平洋高気圧からの湿った空気を乾かしてしまい、ごく一部の山沿い以外は、カラカラとまではいかずとも乾燥気味の安定した状態になります。そうなりますと熱く湿った空気は上空という逃げ場がなくなり、停滞してしまうのです。そのため熱も、人工的に排出される汚い空気も滞ってしまい、光化学スモッグが発生してしまうのです。
ではなぜチベット高気圧が張り出して来てしまうのか、それを明日書いてまいりますm(_ _)m
今から8年前の2010年(平成22年)の今日、京成成田スカイアクセス(印旛日本医大〜空港第2ビル)が全線開通し、空港連絡特急『スカイライナー』が同線経由、2代目AE形電車で初めて運用を開始しました。
■成田スカイアクセス、7月17日開業 - 鉄道コム
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また、今から30年前の1988年(昭和63年)の今日は、元フィギュアスケート選手で、現在はスポーツキャスター、タレントの浅田 舞(あさだ まい)さんの生まれた日です。
■浅田 舞 オフィシャルウェブサイト
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7月17日 火曜日
さて、三連休が明けてまた4日間の平日が到来であります。この連休は東北南部以南の梅雨明け発表直後から強く張り出している太平洋高気圧と、大陸から上空の高いところを日本列島にかけて覆っているチベット高気圧などの影響で、この時期としては酷暑としか言いようのない異常高温に見舞われています。
対策は、多くのメディアで言われていますように、水分と塩分を小まめに摂取する事です。内勤業務が多く汗をかきにくい方々は塩分や糖分の過多になりがちなので塩分摂取を怠りがちですが、それは三度の食事に塩分や糖分(炭水化物を含む)が多く含まれているからであり、ダイエット中で食事を少なめにされている方や、外で汗だくになりながら作業をされる事が多い方などは、塩分も不足しがちになります。スポーツドリンクなどで水分だけでなく塩分もしっかり補給しましょう。
さて、今続いております酷暑のそもそものメカニズムについてですが、この原因には以下の2点があるとされています。
�� 太平洋高気圧(夏の高気圧)の張り出しが例年より非常に早く且つ非常に強い。
�� チベット高気圧の張り出しが強い。
これらであります。
太平洋高気圧の強さは、関東甲信越地方の異常な梅雨明けの早さから自明と言えるでしょうが、あまりよく知られていない要因として、チベット高気圧なるものがあります。
これはとても厄介なもので、なんと天気図に現れてこない高気圧なのです。
どういう事かと申しますと、気象庁や多くの気象予報士の方々は、天気図を作る際に、全国津々浦々に設置されている「アメダス」の観測地点での気圧をチェックして、それを基に作成します。
アメダスは地上に設置されているので、天気図は基本的に地上付近の気圧を示すものになります。
ところがチベット高気圧は、日本のはるか西にあるチベット高原から、高度の非常に高い所のみを漂う空気のかたまりとして日本付近に張り出す形になり、天気図には反映されにくいのです。
それが何を意味するのかと申しますと、結論から申しますと、太平洋高気圧の張り出しに加えチベット高気圧の張り出しも強い状況が続くと、日本列島全体が異常な「高圧帯」と化して、高音のみならず、渇水被害や光化学スモッグの発生しやすい気象状況が長々と続く危険性があるのです。
夏場に日本へ張り出す太平洋高気圧は、湿った空気を持っているので、気温が上昇すると上空へ空気が巻き上げられ、たくさんの入道雲(積乱雲)を作ります。それによって山沿いを中心に「夕立」や「ゲリラ豪雨」が巻き起こり、降られた地域は局地的に大雨に見舞われるものの、それが夏場の貴重な水資源になるという見方もできるのです。
ところがそこへ大陸からチベット高気圧が張り出して来ますと、この空気は乾燥しているために、太平洋高気圧からの湿った空気を乾かしてしまい、ごく一部の山沿い以外は、カラカラとまではいかずとも乾燥気味の安定した状態になります。そうなりますと熱く湿った空気は上空という逃げ場がなくなり、停滞してしまうのです。そのため熱も、人工的に排出される汚い空気も滞ってしまい、光化学スモッグが発生してしまうのです。
ではなぜチベット高気圧が張り出して来てしまうのか、それを明日書いてまいりますm(_ _)m
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