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2018年07月08日08:24

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棚機(たなばた)

今朝、雨戸を開けると、雲の切れ目から久々の青空が見えました。
でも、警報が出ている地域があり、予断が許されな状況のようです。
前線の速やかな移動を祈るばかりです。

昨日は七夕でした。
中国の牽牛と織女の星祭り、日本古来の棚機津女(たなばたつめ)の神事やお盆の準備、収穫期願などが合体して今日に繋がっているとか。

「棚機津女」に選ばれると、7月6日に機屋(はたや)に籠って機を織りながら神が訪れるのを待ちます。
織り上げた織物は、神が着る衣になります。そしてその夜、女性は神の妻となって身ごもり、同時に自分も神になるとされます。
たとえば、日本書紀では、木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)が「棚機津女」になって、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の妃になるとされます。

今日のカットは、江戸時代、奈良県産ブランド品であった麻織物「奈良晒」を織る「織姫」です。
古くは僧侶の袈裟用として織られ、江戸時代は幕府の保護を受け、武士の裃や町人の礼服などの高級布として、盛んに作られていました。
でも、武士がいなくなって一気に衰退、その織り技術も消えかけています。
そこで、県が後押しをして、民俗公園内の博物館で、麻糸を紡ぐことから再現に取り組んでいるとの話を聞いて、以前、取材させてもらい、吉野の杉皮染めの和紙で切り上げたものです。
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