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2018年06月21日08:01

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ジャー・ヒロ、ジャー・ヒロを語るー14−2

死を想うー2

・ある児童心理学者が(いい加減な記憶だけど)「子供は大人になるまでに七回(の
ような気がした)変化する」と言ったけど、実際は(人にもよるのだろうが)大人に
なってからも、変わり続けるものだと思う。それを「成長」と言うか、「退廃」と言
うか、「進歩」と言うかは知らないが、自分自身も変わっていくのだから、「出口な
しの、辛くて辛くて堪らない状況」に落ちていても、じっと「我慢の子」でいれば、
時代の流れも周囲の人波も変化していき、新しい展望が開けていくものだ、と僕は思
う。僕が敬愛する幕末の偉人、勝海舟も「十年(違うかもしれないが)我慢すれば運
が開けていく」と言っていたが、似たような事を思う。

・「尊厳死」という言葉があるように、「自殺」を頭から否定する気持ちにもなれな
いし、僕は「自由」という言葉が大好きだし、「お金」からは一生自由になれそうも
ないが、「魂(たましい)」の自由、「思想、信条」の自由、「自分が自分である
事」の自由は、何よりも大切にしたいと願っている。だから、もし「自殺」をしよう
とする人が目の前にいても、「自殺するな!」と命令はしたくないのだ。話し合い、
話し合い、話し合った末に、やはり本人が決めるべき事と思っている。

・ただ言いたいのは、文豪ヘルマン・ヘッセが言ったように「生きていて良かったと
思うことが必ずあるから死ぬのはお止しなさい」ということだ。昔の詩人の言葉に
「冬来たりなば春遠からじ」とあるように、暗黒の夜の闇を苦しみ流離(さすら)う
ような人生でも、必ず朝日が昇ってくることを忘れないで欲しい。そして身近に
「死」の妄念に取り付かれている人がいれば、気味悪がって逃げたりしないで、一杯
のコーヒーを、一皿のケーキを、ご馳走して、ゆっくり話を聞いてあげることが大事
だと思う。人の世の冷たさに冷え切ってしまった氷のような心を溶かしてあげること
が出来るかもしれません。孤独から解放してあげる事こそ、大いなる出発点となるで
しょう。

・僕が色々読んだ本の中で、特に心に残っている臨終の言葉が二つあります。一つは
「お前たちの下らない面(つら)をもう見ないですむと思うと清々(せいせい)すら
あ!」という悪態。もう一つは、癌(がん)で苦しみぬいた人の口から出た「ありが
とう・・・」という言葉。僕も出来れば「ありがとう」と言いたいし、更に欲を言え
ば、昔の人のように、例えば秀吉が「浪速(なにわ)のことも夢のまた夢」と詠(う
た)ったように、辞世(じせい)の句も用意しておきたいなあ。そうそう、もう作っ
ておいてもいいんだよね。死ぬ寸前にそれを披露する。でも噴飯ものの駄作だったら
悲しいけど・・・。

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