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2018年06月10日22:38

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真実

午後から雨。
明日も雨。

通学・通勤時間を直撃と予報は言っていますが、そうなったことの方が少ないイメージ。



雨の日はマッタリ読書。



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米澤穂信"真実の10メートル手前"

高校生の心中事件。
二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。
週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの大刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める。
大刀洗はなにを考えているのか?
滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執――
己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、大刀洗万智の活動記録。



『さよなら妖精』に出てきた大刀洗万智が成人し、記者として活躍する物語。
6つの短編でなっています。
短編なので、1つ1つのミステリは弱いです。

短いながら、正解に辿り着くための情報はきちんと出てきてます。
フェアに。
ちょっと読み返してみると、あぁ!と思うことがちらほら。



大刀洗の記者として事件に向き合う冷静さに、1人の人間として事件に向き合う感情も垣間見える今作。
米澤さん独特の仄暗さも加わり中々にいい感じ。



8月には、同じく大刀洗が出てくる小説「王とサーカス」が文庫化。
楽しみですね。
古典部シリーズの最新作も、早く文庫化しないかなぁ。
来年かなぁ



明日の夜には台風は過ぎちゃうかな
KOTOKO『ちいさなぼくのうた〜Wings Ver』を聴きながら
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