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2018年06月09日07:51

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【美術】「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容 ―メタモルフォーシス」

皆様、おはようございます。パナソニック汐留ミュージアムにて6月24日迄開催中の「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容 ―メタモルフォーシス」に行って参りました。その感想です。


キュビスムの創始者ジョルジュ・ブラック(1882-1963)は、20世紀初頭、ピカソとともに、対象物の立体的な全容を平面上に表現するために分割と再構成という手法で革新をもたらした重要な画家です。本展は、そのブラックが最晩年に取り組んだ「メタモルフォーシス」シリーズを日本で初めて本格的に紹介するものです。彼の最終的な目的であったすべての造形物の美化への挑戦の成果、つまり絵画や彫刻から始まり、ジュエリー、陶磁器などの装飾芸術に至る様々な形態の作品が出品されます。殊に、1963年、時のフランス文化大臣のアンドレ・マルローが「ブラック芸術の最高峰」と絶賛したジュエリーの数々においては、崇高なる彫刻ともいえるほどに、貴石や金属の美しさに魅了された画家の美への飽くなき追求が結実しています。
展覧会には、ブラックの最初期の風景画、分析的キュビスムやキュビスムから静物画への過渡期の作品など、画業の変遷をたどる少数の重要な絵画も加わり、ブラックが目指した造形の変容の過程をご覧いただけます。
作品の多くはフランスのサン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック-メタモルフォーシス美術館より出品されます。

大概の人がそうであるように、ジョルジュ・ブラックと言えばキュビズムの創始者として御馴染みの存在でしてバラバラにされたヴァイオリンの絵ですとか、そうしたものを連想してしまうのですが、その先入観が覆されてしまうのがこの展覧会でして、デッサンや油彩画もあることはあるのですがその大半はジュエリーの為の下図であったり、陶器のデザインであったりするのであります。小さい規模ながら見応えがあるのは、作品一つ一つが小さいので出品数が多いのと、ジュエリーの展覧会でもあるので見た目が華やかであることが挙げられると思います。鑑賞したのが会期の初期でもあったのに大幅にアップが遅れてしまったのは展覧会に足しげく通わなくなって、書く方のモチベーションもそれに比例するように下がってしまったのですが、昨日、千葉市美術館にて観た「岡村神草の時代展」の感想を早いところアップしないとと言うことで大変に遅くなりましたがここに挙げさせて頂きました。




https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/18/180428/
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