mixiユーザー(id:8729247)

2018年05月16日15:19

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これを待ってた!!

震災時、何がなかったってお湯がなかった。
だって電気ガス水道が止まったんだから。
水はなんとか給水車が来てくれたけど電気ガスの復旧はかなり遅れた。
…それでもウチはよかったよ、カセットコンロあったしプロパンガスだったし。
でも避難所にいたお母さんたち、赤ちゃんをかかえていた方々は
たとえ支援物資で粉ミルクがあってもお湯がなくてミルクが作れなかった。
そしてもしミルクが作れたとして、ミルクを溶く容器の消毒洗浄ができなかった。
赤ん坊にミルクやるときはまず哺乳瓶を消毒する、ってみなさん知ってますか?
消毒をしないと赤ん坊が死ぬこともあるのでね。
で、震災時に話がもどるけど、どうしたかっていうと
「コップに入れた水に粉ミルクをいれてできるだけ溶かす」
「ほとんどの粉が水に浮いた状態になる」
「コップのふちを三角に折って角を作り、そこから赤ん坊の口に流し込む」
…ひどいですね。
そんなもん飲ませないほうがまし、とか思う人もいるかも。
でもとにかく水とミルク(の粉)が口に入れば赤ん坊は餓死はしない。
粉が気道に入ってもむせるくらいで即死はしない。
そうやって数日しのいだのよ。
この話をすると必ず
「だから母乳育児推進が大切、安易にミルクを与えるのはダメ」
とか言い出す奴ら(バカ助産師とか)がいるけどな。
あの場にいてみろ、お母さん自身が食べ物も水分も不足してて
しかも家族とか家を失って大変な精神的ストレスあって、
母乳でやってたけど止まってしまった、っていう話がいくらもあったよ。
そんなときとても喜ばれたのが海外からの支援物資に入ってた
「乳児用液体ミルク」です!!
これは殺菌した容器にミルクが入ってて使い捨ての乳首をつけてそのまま飲ませられる。
消毒不要。
ただし一回使い切りで残ったミルクは捨てないとダメ。
これがもし、日本のメーカーが作ってくれてて国内からの支援物資として
たくさん入手できたらどんなによかったか!!
そのあたりから国内メーカーへの液体ミルク製造要請がはじまっている。
でもね、実は液体ミルクは製造にすごくコストがかかるのね。
賞味期限み短くて、メーカーにしてみれば作ってもムダが多くてもうからない。
ゆえに外国では、各メーカーに一定数の液体ミルクの製造を
国が義務付けているところが大多数です。
日本はたぶんそこまではいってないだろうけど、
液体ミルク、これまで作れなかった(乳業メーカーが本気にならないので)のが
作れるようになって本当によかった、と思いますよ。

誰だよ、作らないほうがいいとか言うやつは。
大きな災害のときに赤ん坊がごろごろ餓死してもいいのかよ。
バカ。

■乳児用液体ミルク、新基準「特別用途食品」設けて販売へ
(朝日新聞デジタル - 05月16日 13:19)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5113013
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