岡山探訪　第３２２回　長法寺の多宝塔

津山の展示会々場を出て、同行のＡ氏の墓参りを兼ねて「長法寺」に立ち寄った。
ここはＪＲ津山駅から南西、佐良山三座の一つ神南備山の山麓に建つ。
境内には数千株のあじさいが植えられており、別名”あじさい寺”とも呼ばれているお寺です。
また、「長法寺」は平安時代の嘉祥元年(848年）に創建され、盛時には末寺二十ヶ寺を擁していたと伝えられるが、再三の兵火により焼失。
江戸後期の弘化２年(1845年）に現在地へ移転・再興されている。

さて、この地の「多宝塔」を尋ねてみた。
ここは本堂の背後になる山頂近くで、“當山創建１１５０年を記念事業で、平成５年に着工し、平成８年３月に完成。
岡山の塔建築では比較的一番新しい。
県内２２箇所の“岡山の塔建築”は、これで１９か所を見学した。