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2018年04月15日17:00

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喫茶日本一、ラスト・ワルツ

これが最後だと言われてもまだピンと来ません。動物園前の駅からディープな商店街をタラタラ歩いていけば、いつまでもそこにあるような気がして。何かが終わるときっていつでもそうだけど、本当の喪失感がやってくるのはしばらくしてから。とにもかくにも西成の今池商店街「喫茶日本一」でのポップス出前寄席(a.k.a.レコードコンサート)は昨夜にて千秋楽。

8年なんてあっという間、そう、みなさん平等に8歳トシを重ねているということで。でもいつまでも変わることなく我々ポップス好きを迎えてくれたのが「喫茶日本一」の温かい空間。もうこれからは半分閉まりかけのシャッターに頭をぶつけたり、効率的なのか非効率なのかわからないあの男女兼用トイレを利用することもないのかと思うとしみじみ。

82回目の出前寄席、時も押しせまり店内に流れたのはエンゲルベルト・フンパーディンクの「ラスト・ワルツ」。いや実際MC上柴師匠が最後の曲として選んだのはザ・バンドの「ラスト・ワルツ」だったんだけど、もうこれが最後としみじみさせてくれたのはこの60年代ヒットのほう。まあただ単にこの曲のインストが学生時代、下校時に流れていたからだけかもしれないけど。

これからの出前寄席に関しては、思っていたよりずっと具体的な段取りが上柴師匠の口から出てホッと。バルタンさん、これからはカウンター越しではなく参加者席のほうにどっしりと座っていただいて、師匠にガンガンツッコんでいただければと。とにかく8年ものあいだ、出前寄席そしていくつかのスピンオフ企画でのおもてなし、本当にありがとうございました。
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