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2018年03月29日09:26

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町営住宅に若者が移住

 会津の三島町といえば、木工芸が盛んな町。私もたびたび取材で訪れている
が、最近のニュースで若者移住に力を入れていることがわかった。少子高齢化
が進み、65歳以上の高齢人口が52・8%と福島で3番目に高くなっている
からだ。必然的に空き家も増えており、奥会津の過疎化は進む一方。でも、空
き家に住む若者は多くない。
 というわけで、人口1567人の三島町が採用した戦略は町営住宅の整備。
45歳以下の単身者向けに7戸の集合住宅を建てたのだ。山里だけに木をふん
だんに使っており、1人で住むには広すぎるほどのスペース。あっという間に
人気が出て、7人全員が町外からの移住者だという。今年度も新たに5戸を整
備する予定だが、すでに入居者が決定しているそうだ。町ではこの政策を継続
し、今後は家庭用も建設していく。
 これと似た事例は長野県にあったような気がするが、確か地方都市のベッド
タウンになっている場所。三島町は会津若松に出るにはそこそこ便利だが、立
地が恵まれているとは言いがたい。それでも町営住宅が成功したのは、月3万
円という家賃の安さだ。新築でこれくらいなら、若者には魅力的と映るのだろ
う。どういう資金を活用したかまではわからないが、これと同じことはほかの
自治体だってできるのではなかろうか。それを示してくれただけでも、この成
功例は意味がある。
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