BBC交響楽団の演奏会をサントリーホール(RCブロック)で聴いた。
前プロはラフマのpf協奏曲第2番。小菅優さんのソロは強靭かつ繊細。そのタッチを楽しんだ。2楽章ではFl(マイケル・コックス)が今日も太い音でニュアンスを蒔いていた。30数分があっという間だった。
後半はマラ5。自分も過去に数回演奏しているが、まあ全く別の曲に聴こえた(笑)。トリルやスタッカートを強調することで怪奇性と諧謔性が際立ってい。唐突なffやpを楽譜通りに忠実にやっているだけなのだろうが、それが実に難しい。中途半端な「熱演」で終わってしまう事もままある。アンコールは先週と同じアンダンテ・フェスティーボ。ハ長調のモデラートなので、我々でも全然出来るのだが、あの清澄な響きは音圧豊か。そうか!、腕か。楽器か。
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