瀬戸内探訪−１０／因島お台場跡

今回は３年前に訪れた史跡のストックネタです。
先日の日記で鳥取藩の“御台場跡地”を紹介したが、そう言えば・・瀬戸内海に浮かぶ島にも構築されている。
しまなみ海道を渡って「因島」(いんのしま）の御台場跡を紹介しよう。

広島藩は文久３年(1863年）に農兵隊を組織し、黒船襲来に備えて瀬戸内沿岸７ヶ所に設置。
ここはその一つである。


↑
車で「因島」の北側・海岸線を走ると御台場跡地の登り口に到着する。
ここは架橋（因島大橋）された真下になる。


↑
階段を上がると広場があり、解説案内板やベンチが設置されていた。
ここが因島お台場跡で正式には「大浜剛女砲台」と呼ばれている。
ちなみに、大砲と砲丸は第二次大戦まで保存されていたが、現在は不明になっていると言う。


↑（ＴＯＰ右画像）
「因島御台場跡の高台から見る瀬戸内の海」
対岸の「向島」まで約７００ｍしかない。
向うは「犬ぼう崎砲台」が設置されていたとの事。

さて、お台場は日本全国各地に構築され、現在でもその跡地を確認する事が出来る。
しかし、その大半は開発により姿を消しているが、僅かに残された御台場跡地を次々調査してみるのも面白いだろう。


・過去の関連日記
山陰遠征−４１／淀江御台場跡（2018.3.18）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1965664121&owner_id=8437995
岡山探訪　第２９１回　青佐山御台場跡（2018.1.25）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964853912&owner_id=8437995
岡山探訪　第１８９回　下津井の祇園下台場（2015.6.10）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1942994566&owner_id=8437995
東京出張−４／隅田川ライン水上バス／品川砲台跡（2013.8.25）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1910380164&owner_id=8437995