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2018年03月14日08:48

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そろそろ山菜だが

 春の味覚といえば、やはり山菜だろう。阿武隈山系でもフキノトウ、タラノ
メ、フキ、ゼンマイ、コゴミなどが採れる。山菜の苦味は冬に貯まった体の毒
素を排出してくれるという説もあり、地元の人も移住者も楽しみにしていた。
しかし、野菜と違って放射性物質を取り込みやすいことはみんな知っている。
まだ口にするのをためらう人も少なくない。
 最近の朝日新聞の報道によれば、私もお世話になっている長崎大の高村先生
が、福島大学環境放射能研究所で川内村での野生キノコや山菜の状況について
報告。山菜でもセンマイやタラの芽で高く、フキやウドは低いそうだ。本当は
規制値の100ベクレルに比べてどうなのかを記事に書いてくれたら読者の参
考になったはずだが、残念ながらそこまでは触れられていなかった。でも、フ
キはもちろん、ゼンマイやタラの芽は私らも震災後に食べている。天ぷらでも
お浸しでも少量だし、食べる期間も限られているからだ。
 この記事ではなぜかキノコに関して詳しく書いており、2016年の調査で
コウタケが1000ベクレル程度だったとか。コウタケはイノシシの鼻に似て
いることから地元民はイノハナと呼ぶが、その濃度が高いこともみんな知って
いる。震災前は貴重品だったが、いまは山にあふれているらしい。イノハナ以
外の野生キノコは半数程度が100ベクレルを下回っているそうだ。でも、山
菜と違ってキノコに対する警戒心は強い。だからイノハナは中国産で我慢して
いる。これが自信を持って食べられる日がくれば、山菜も含めて放射性物質と
の戦いは1つの節目と言えるのかもしれない。
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