日本は安全、と言われるのですが、確かに犯罪だけでなく、
危険な生物も比較的少なく感じます。熊が出ただけで大騒ぎになるくらいですから。
AFP通信によると、インドネシア・スマトラ島リアウ州の村で、
男性がスマトラトラに襲われ死亡したそうです。
地元の野生動物保護当局によると、遺体は首に致命傷を負った状態で
仕事仲間によって発見されたそうです。アナツバメの巣を作らせる
建物を造っていたところ、トラが建設現場周辺をうろつき始めた。
数時間後、トラはいなくなったと考え安全な場所に走り出しましたが、
トラと向かい合う形になったのだそうです。無事だった仕事仲間たちは
4人は散り散りになってトラから逃げたが、一人が帰らなかったと。
パーム油農園の開発で、野生動物たちが生息地を奪われ、
人と野生動物の距離が近づいた地域では多い様です。
少し前にもスマトラトラに人が襲われ死亡、そのトラが殺され、
内臓を取り除かれて建物の天井からつるされたそうです。
スマトラトラは絶滅の恐れがある動物に指定されていて、
野生での生息数は400〜500頭と推定されているそうです。
何となく日本とは反対の感じです、元から人との距離が近かった上、
人口が減りだし、ここ十年くらい森林面積が変わっていないのに
動物が人里に出てきています。
これは、森に動物が増えすぎたというのが本当の所のような気がします。
私は夜間に京都の北の方にドライブに行くのが好きなのですが、
鹿の数が半端でない上、蛍を見に友人と岩に腰掛けていると
2m先で子ギツネがじーっとこっちを見ていた事もありました。
日本で出会う生き物なんてこんなものです。
希少種と自分の命を天秤にかけないで住む地域であることに感謝です。
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