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2018年02月28日22:30

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旧型客車は離脱前提で考えるべきですな…

大鐵が西から「SLやまぐち」用で使われていた12系レトロ客車編成を買い取ったそうです。
通常営業運転のラストランが発電エンジンの不調で運休になるほど経年化が進んでいた車両だったので、てっきりそのままスクラップだと思っていたのですが、分からないものですね…

JR西日本から大井川鐵道へ「SLやまぐち号」12系客車が譲渡される
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=5005343

(以下引用)

大井川鐵道は26日、JR西日本から12系客車5両を譲り受けたと発表した。いずれも1988年から「SLやまぐち号」で使用されていた客車で、昨年9月に新製客車が投入されたため、山口線での運用から外れていた。

JR西日本から譲り受けた12系客車の車番は、大正風の「オハ12 703」、明治風の「スハフ12 702」、昭和風の「オハ12 702」、欧風の「オハ12 701」、展望車風の「オハフ13 701」。大井川鐵道によれば、今回の12系客車導入は蒸気機関車の動態保存を今後も長く継続していくことを目的に、JR西日本の協力を得て実現したという。

12系客車の営業運転開始時期は未定だが、現在使用している旧型客車(1939〜1954年製造)の運用負荷分散にもつながるとしている。

なお、現在使用している旧型客車を廃車にする予定はないものの、今後の整備状況によっては休車や廃車とする可能性もあるという。(佐々木康弘)

(以上引用終わり)

譲渡の目的として旧型客車の運用負荷分散が掲げられていますが、14系客車に続いて12系までまとまった両数を走らせるとなれば、まず間違いなく旧客には休廃車が生じるでしょう。最後の行はここに来てアリバイ作りを図ったかという印象です。
そもそも大鐵って一般運用の電車の扱いはかなり荒いことで有名で、あちらこちらから中古電車を買い入れるも一形式当たりの使用年数は短い場合が多く、簡単に運用を離脱して駅構内の肥やしになりついには解体されるというサイクルの繰り返しでした。
旧型客車に関しては稼ぎ頭のSL列車に使う関係上電車ほど雑には扱われませんでしたが、代わりの客車が現れた以上は同じような事態になる可能性を考慮せねばならないでしょう。

大井川鉄道 JR西から客車購入
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5006664

(以下引用)

 大井川鉄道(静岡県島田市)は、JR西日本からSL(蒸気機関車)専用の12系客車5両を購入した。現在使用している客車の負荷を分散させ、SLの運行を安定的に続けるため。大鉄がSL客車を購入したのは、JR北海道が在来線の夜行急行「はまなす」で使っていた14系客車を購入して以来2年ぶり。今後整備して、SL客車として使用する予定。

 購入した5両は、JR西日本がSLやまぐち号(新山口駅−津和野駅)の客車として昨年9月まで使用していたもの。いずれも1971年製造で、内装はカーペットが敷かれた欧風のものや、展望車風の客車などがある。冷房や自動ドアも備え付けられている。

 大鉄は現在、SL客車を21両使用しているが、1939〜54年製造といずれも古く、暖房はあるが冷房はない。

 28日は島田市内で12系客車の搬入作業が始まり、作業員がクレーン車で車両をつり上げ、線路上に移した。【松岡大地】

(以上引用終わり)

フォト

正直、大鐵の台所事情に余裕がないのは少し事情に通じた人間なら誰でも思い当たる事なのですから、廃車にするつもりならするつもりで変にはぐらかさずにその旨アナウンスした方が結果的にいいのではないかと思いますね。
稼働状態の旧客を手放す事業者なんてもう今日日では無いに等しいのですから、譲渡先を募れば東武や東辺りは手を挙げるのではないか?と推測します。とにかくせっかくここまで生き残った車両を、側線で無為に朽ちさせて解体というのだけは止めて欲しいですね。
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