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2018年02月22日23:08

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第4122話 試行錯誤のパンチ

1週間待った結果の不採用。
これは仕方がなさすぎます、面接してお互いに「こりゃミスマッチだな」って思っていたんだから。
だったらもう少し早めに連絡くれればいいのに、1週間丸々ドキドキしていたんですけども。
なのでお祈りの手紙を見た瞬間に胸のつかえがスゥーっととれたような気がしました。
このスゥーは良いものなのか悪いものなのかわかりませんな。
そこは落ち込めよって突っ込まれても仕方がないっすね。
ガックシ(いやいや)

どうも、ともんじょです。

天竺に着きました、けども原作では天竺ではなく「西天(さいてん)」です。
西遊記が今日で読み終わりました。
岩波少年文庫で全3巻。ちょうどいい厚さでしたよ。
岩波文庫版は全10巻ですからどれだけこそぎ落とされたのかはわかりませんけど、
少年文庫で十二分に楽しめました。
有名どころの妖怪との戦いも、意外と知られていないエピソードもありました。
病気の王様を治すために適当に見える感じで薬を調合して治す話とか。
坊さんを虐殺して徳を積もうとする国とか、きっとここら辺は何かの意味が隠されているんだと思います。仏教的な教えとかがあるんじゃないかなんて勘ぐりながら読んでいました。
でね、旅の途中途中に襲ってくる妖怪ども、あいつらの素性って呆れるもんですよ。
強敵であればあるほど、天界の偉い仙人や神様の身内でやんの。
薬を作る時の助手だったり、人間に一目ぼれした官吏だったり、
ペットとか乗り物の獣だったっていうのがいくつもあります。
神様もけっこうにしでかしますよ、アジアの神様は完璧ではないんですね、だからたくさん種類がいるんですよ。
そんな手ごわい敵をやっつけるのに大体、観世音菩薩が助けてくれて三蔵御一行の手で解決した話の方が少ない。
だってさ、三蔵法師の態度が気分屋さんなんです。
殺すなって言ったり、そのくせピンチになれば命乞いするし、悟空のことを信用してないし、
自分勝手に動いてまんまと罠にはまっちゃって悟空の手を煩わせる。
この西遊記を通して一番成長するのが悟空です。
三蔵法師はほぼ変わりませんね、敵を倒す武器もないし、法力もないし、知恵もないし。
困ったら悟空に泣きついてその場で解決するのを待っているだけ。
その一方で悟空への上から目線をやめないでののしってきますから。
ドラマなんかの三蔵法師は人格者ですけど、原作の三蔵はダメ人間ですよ。
ここが逆に良かったりする。
そしてなにより、沙悟浄の影の薄さったらない。
ずぅっと三蔵法師のそばにいて守っているだけ、八戒メインのエピソードとかあるのに、
悟浄はない、さては原作者は持てあましたなって気がしてくる立場のキャラ。
500年前に書かれたお話なんだから、現代人目線のストーリーテリングを期待しちゃいけないってわけですね。
色々文句言ってますけど、めちゃくちゃ楽しめましたよ。
副読本をか何冊か読んでみようかななんて思っていますし。
何年かに一回は読み返すと思います。
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