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2018年01月17日07:45

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妄想小説 風舞 36

妄想小説 風舞 36

 酒と睡眠薬を同時に飲むと、意識が残ったまま眠りへ落ちる。忙しくて昼飯を食べそびれ、夜は夜でコーヒーとタバコの吸い過ぎで食欲が無い。ゆっくり食べる時間が無いことも多かったが、ごく少量しか胃袋に食餌を入れずに睡眠優先にしたときなど、翌朝目覚めた時に慌てることになる。なぜかカウンターに弁当の食べ散らかしが散乱していたりすることが多かった。記憶にまったく残っていないのだが、店のすぐ近くにあったコンビニで弁当を買って食べたようだ。時にはズボンもパンツもぬいで、なぜかカウンターの椅子の下に潜り込んで寝ていたこともある。
 それらのことを笑い話しとして俺は客に話した。マスターは夢遊病だと誰かが言いだし、寝酒が過ぎるせいだと心配された。睡眠薬を一緒に飲んでいることは誰も知らない。俺も酒で睡眠薬を飲んだせいだとは気づいていなかった。
 そんな夜が続いていたある日、午前1時過ぎに尚子が顔を出した。なぜか眠れないから来たとの事だったが、すでに俺はすでに眠りの体勢へ入っていた。酒を飲み、睡眠薬を飲み、店に2階のベッドに上がろうと、ドアの鍵をかけようとしていたのだ。そのタイミングで尚子がドアを開け、俺はよろけて尚子に抱き付く。柔らかな胸の感触。股間を走る快感。なぜか性的欲望が高まっている。
「どうしたのマスター・・酔うとこんな人?」
 尚子が身をよじらせると、余計に尚子の身体が触れる。その時はまだ意識があった。自身の欲望の高まりを自覚していたし、抗う尚子に誘導の心があることも見抜いていた。
「ここじゃ、いや。マスターの部屋で・・」
 何度かキスをし、首筋をなめ、白いシャツのボタンを二つほど外したところで尚子が囁く。ドアの鍵を確かめ、カウンターの電気を消して2階へ上がる。尚子をベッドへ押し倒す。キスをし、耳たぶを噛み、はだけたシャツのボタンを外す。なかなか外れない。
「焦らないで・・」
 尚子が俺の手を握り、自分でボタンをはずした。真っ赤なブラの奥に、良く売れた白いメロンが揺れている。
 そこから記憶が途絶えた。目覚めた時、尚子はおらず、カウンター横のレジの上にメモがあった。
「鍵はポストの中に入れとくね。尚子」
 どんなに記憶をたどっても、真赤なブラを見た先は無い。そこで睡眠薬が効き、俺は眠りに落ちたのだろう。俺の身体を揺すっていた尚子をうっすらと覚えている。
 翌日、尚子が顔を出したが閉店を過ぎても3人ほどの常連が残り、ふたりで話す機会を持てなかった。パソコンのメールに「今度飲みに行こう」と送られてきたが、どう返せば良いのかわからない。「ごめん」と謝るべきか?「ぜひ飲もう」と返すべきか?迷って返事をしないまま、カレンダーがめくられ、なんとなく避けたい気分になってしまう。
 そんな時、島袋がフランチャイズチェーン店として展開する話しを持って来た。大手の飲食店で成功させて来たと言う男を連れて来たのだ(続く)

獅子座クウネル日記獅子座
 日頃の行いが悪いのでしょうか?新聞を配っている間だけ雨でした(笑)それも配達前は降っておらず、雨の予報だったのに降らないなぁ・・なんて油断させておいての雨(笑)おかげでずぶぬれになり、今朝は配達を終えると同時にまずシャワーをあびました。まだ5時。皆寝てるのに、うるさくなかったか心配です。
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