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2017年12月23日14:00

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「勝手にふるえてろ」〜勝手にふるえました

勝手にふるえました、松岡茉優のコメディエンヌとしての魅力に。彼女、テレビドラマではけっこう活躍しているみたいだけど、映画の世界ではまだこれといった代表作がなかったはず。「ちはやふる」で見せたあの一瞬の輝きをできることなら再びスクリーンでじっくりと味わいたい、などと思っていたら、彼女がほとんど出ずっぱりのロマンティック・コメディが到着。

綿矢りさの恋愛小説が原作。OLヨシカ(松岡茉優)の恋心は10年間片思いのクールな中学同級生「イチ」(北村匠海)、そして会社の同期である暑苦しい「二」(渡辺大知=黒猫チェルシーのボーカル、この作品の主題歌も担当)のあいだで揺れ動く。遠き日の思い出の彼方にいる憧れの存在か、それともやたらうざったいながらいますぐそこにいる存在か…。

テンポがいいのか、それともかったるいのか、なんとも表現しにくいテンションの笑いがひたすら続き、多少観る側を選ぶようなコメディセンスが点在する。ヨシカの暴走気味のセリフやモノローグに共感する女性は数多くいると思うけど、男性のこちらとしてはふたりの間を行き来する古典的な恋愛風景よりは、現代の東京を舞台にしたリアルなOL生活模様のほうが面白かった。

全編117分間、松岡茉優の表情は喜怒哀楽に合わせながらけっこう何度も変化する。アップになったその愛くるしい表情を見て、(スッピンに近くなるほど)あれ、彼女ってこんな顔してたっけかと思うことが一度や二度ならず。つまり彼女の新たな魅力が発見できるということ。これってコメディエンヌとしての大切な資質なのでは、なんてことを勝手に思いました。
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