衣裳や小道具、飲み物などを置いている、
舞台奥の台から、ふと左へ目をやると、
こういう出入り口があります。
もうちょっとそばよると矢印が。
そしてこの矢印を中に入ると・・・、
まっすぐつながる通路が。
はい、上手と下手をつなぐ通路です。
普通、この規模の小劇場なら、
黒い幕を張って、その幕の裏を、
風を立てないように行ったり来たりするんですが、
ここではちゃんとした壁が作られています。
上手と下手の移動が、これでどれほど楽だったか!
こんなところにも、こだわりを感じます。
下世話な話をすれば、
お金のかけ方が違うな〜と思います。
で、この通路をまっすぐ行って、
ぶつかって左へ曲がると、
はい、当然、下手ですね。
下手側は機器類が多くて、結構狭いのですが、
こっちに限って、大勢で走り抜けたりするという
これが下手側の奥の袖、「下奥」です。
出番を待つときの目線としては、こんな感じ。
オープニングのフクロウは、いつもここで待っていました。
ここでじっと待つって緊張するんですよ〜。
最初っからの長ゼリでしたし。
そして、ここから1歩舞台に出ると、こんな感じ。
舞台上では、何かまったりとおしゃべり中ですね。
昼の部が終わってしばらくした頃かな?
フレディがまだ衣裳のままということは、
お客様のお相手が長かったんでしょうね。
そしてこちらが「下前」。
見切れ線ギリギリに立って、出を待つ役者の目には、
こんな風景が見えています。
そして、そこからダンスレッスンを見ると、こんな感じ。
こうやって、舞台上で進行する芝居を見ながら、
出番をじっと待つのです。
ちなみに、これが今回、私の作った出ハケ表。
つまり、この台詞がきっかけで上前から出る、
次は下奥、といった段取りの表です。
「○ページ」と書いているのは、
その間、台本何ページ分、出番がないか。
はっきり言って、今回は、
最初の長ゼリが済むと、仕事は9割終わり(笑)
そこからはちょこちょこと、本当に一瞬出るだけなので、
これがかえって覚えにくいのなんのって。
初日まで、これを何度もチェックしてました。
そして、舞台の真ん中から見た、上手の図。
舞台装置が全くないので、
見渡すかぎり全部見えちゃいますね。
そして舞台の中心から客席を見ると・・・、
というところで、まだ続けます!
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