ガンダムWサイドストーリーである「ガンダムW G-UNIT」の主役機である「G-UNIT」シリーズって結局の所「ガンダムW内ではどんな機体？」という疑問がありますね。
この疑問を解く前に「ガンダムWのMS構成」を説明するなら、まず「トールギス」がありますね。
トールギスとは初代ガンダムにおける「RX-78-1相当の機体」と考えてください。
トールギスの触れ込みは「AC初の実戦で使えるMS」という肩書で、異名は「特攻機」「決闘機」「死んでも勝利せよと突きつけられる機体」等諸説あります。
辻褄上は「MS-04ブグやMS-05旧ザク」のポジっぽいですが、トールギスは後の5体のガンダムと同じく「ガンダニュウム合金」を採用している時点で「ザク�響蠹�のリーオーとは根本的に異なる」という印象があり、トールギスもまた「ガンダムの部類」となります（実際にはトールギスが初めにあって、後にペーパープランでウイングゼロの構想が上がり、ウイングゼロの特性を5等分して振り分けられたのがウイングガンダムをはじめとした5体のガンダムとなっています）。
いわば「ガンダムのプロトタイプ＝トールギス」であり、ここから「R��-78-1プロトタイプガンダム相当」となります。
ちなみに、余談を言えば後の量産型であるリーオーは「トールギスの過剰性能をオミット・グレードダウンして小型化した廉価版機体」というポジです。
リーオーは上記にあるように初代ガンダムにおける「ザク�供廚離櫂犬箸覆蠅泙后�
ここで話を戻しましょう。
ガンダムジェミナス01をはじめとしたG-UNITシリーズは簡単に言えば「量産型ガンダム」のポジです。
というより「UC世界におけるガンダムF90のポジ」ですね。
フレームユニットとなる素体が存在し、その素体に「ミッションユニットとして、それぞれの戦場環境に合わせた腕や脚のパーツに換装することでG-UNIT1体で宇宙・空中・地上・水中のオールラウンドに対応することを目的とした機体」となります。
逆に言えば「廉価版ユニット」として「スタンダートユニット」をG-UNITに換装すれば「一番安価なスタンダートタイプのガンダム」ともなりますね（よくに、基本装備しか持たないガンダムジェミナスの地上戦装備がこれに相当します）。
おそらく、G-UNITの思想には「量産を前提とした設計思想」が入ってますね（これは「ヘビーメタル エルガイム」の主人公機「エルガイム」にも言える事ですね。ヤーマン族の専用ヘビーメタル「ガイラム」をダバ・ハッサーが改造して「量産に向くように機体構造を変更した」逸話は有名です。「エルガイムからディザートができた」のもこの基本設計の改造があったからなんですよね）。
では、ガンダムジェミナスの基本性能ってどこら辺？と言えばこんな感じですかね。
ウイングゼロ＜5体のガンダム＝トールギス≦ガンダムジェミナス系＜リーオー等の量産機
といった感じですかね。
そりゃ「L.O.ブースターみたいな上位ユニットに換装すれば推力や機動性でトールギスや他の5体のガンダムを圧倒できますが、あくまでガンダムジェミナスの基本装備は地上用装備と宇宙用装備（高機動型ユニット）になるため、これでも「トールギスの性能に迫る」程度で上回っている感じはありませんね。
対して、ガンダムジェミナス系の総合性能で言えば
ガンダムジェミナス＜ウイングゼロ＜5体のガンダム＜リーオー等の量産機<トールギス
となります。
「なんで、トールギスが一番下やねん（怒）」とすれば簡単です。「普通の人間には扱えない、超アナログなMSだから」です。ゼクスもトールギスの初陣では「肋骨が何本か持っていかれた」と記憶しています（野戦テントで寝込んでいる記憶がありますね…）。
なので「操作性がダントツで悪い」という点から一番下となります。
リーオー等の量産機は「操作性」はトップクラスで「装備の換装」ができるリーオー等は幅広い任務に対応できるので「使い勝手」では一番上かもしれません。しかし、悲しきことに「量産機」というポジから性能面ではガンダムやトールギスに遠く及びません。
5体のガンダムはいわば「特化型」というほぼワンオフの機体となるため、「パイロットはその機体の性能と武器を使いこなす特性を求められる」として一番使い勝手が悪い機体となります。ただしガンダムという事で性能はかなり高い為、リーオーよりも総合性能は上です（たしか、ガンダムWのガンプラの説明書で「アビリティポイント」がありましたね。リーオーを100ポイントとすればガンダム達は必ず100を超える性能を有しています）。
ウイングゼロは5体のガンダムと同じ「特化型」の究極点であり、性能は断然ウイングゼロが一番上です。ただし「ゼロシステム」に翻弄される問題がある為、1段下のポジとなっています（「パイロットの暴走」が問題であり「使いこなせない」事にはならない。ただし「パイロットが精神を破壊される」問題がある為、欠陥機には変わらない）。
で、総合性能ではガンダムジェミナス系が間違いなく一番上です。
これはMO-Vと呼ばれる施設で、主人公であるアディンの父親であるマーク・バーネットとトールギスやガンダムの開発者のメンバーらしき科学者「ドクター・ペルゲ」が共同でG-UNITの開発を行ったため「G-UNITと属する機体は基本フレームが同じなら部品の共有が可能」というポケ戦の「統合整備計画」と同じ設計思想となっています。
つまり、「G-UNIT系3機で、3機が束になってやっと勝てる相手に勝利した後に、更に敵要塞を破壊しなければならない」とした場合、3機の生き残っているパーツが「G-UNIT1体分」くらいあればパーツを共有して「1機は稼働状態にできる」というチートを使えます。
実際にときた 洸一先生のG-UNIT漫画ではラストの暴走する戦艦に対して「クリープ・アスクレプオス・LOブースターのパーツを繋ぎ合わせたG-UNIT最終型で戦艦を破壊する描写」があるため、漫画では正史である。
実際に、このような使用方法もあるため「元の機体が破壊されたら行動不能」となるウイングゼロや5体のガンダム、トールギスと異なる最大の要素はここですね。
そのため、ガンダムジェミナス系の総合性能は「僚機となるG-UNITの数値も含む」となるため総合性能だけ見たらガンダムジェミナスが一番上です（簡単に言えば、「5体のガンダムがトールギスを原型とした」なら「ガンダムジェミナスはリーオーの思想を原型にした」と言えますね）。
私世代の名機でもあるのでまとめてみました。
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