「否定と肯定」 12月8日より公開中

「否定と肯定」 12月8日より公開中
実際にあった、ホロコーストを巡って争った裁判劇の映画化。
原作は、デボラ・リップシュタットの書籍『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる戦い』
1994年、アトランタにあるエモリー大学で、デボラ・E・リップシュタットが
授業中妨害を受ける。彼女はユダヤ人女性の歴史学者で、自著『ホロコーストの真実』で
歴史家デイヴィッド・アーヴィングによる"ナチの大量虐殺はなかった"とする説を
真っ向から否定していた。妨害したのはアーヴィング自身で、
しかも「名誉毀損で提訴する」と裁判を始めたのだ。
リップシュタットに不利な"訴えられた側に立証責任がある"英国式裁判は進められる。
2000年1月、王立裁判所で始まった歴史的裁判の行方は……。
「ボディガード」のミック・ジャクソン監督最新作。
主演はレイチェル・ワイズ、トム・ウィルキンソン、ティモシー・スポールらが脇を固める。
主人公の心の揺れ、二人の演技合戦に攻防などしっかりと描かれる。
事実を勝ち取るために頑張ったしっかりとした人間ドラマである。