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2017年11月28日06:36

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談笑一門会

 談笑一門会に行く。志らく一門会と、定期一門会では双璧で、最近は自宅から近いこちらにもっぱら通っています。もっとも、談笑師がトリのときだけだけれどね。


 開口一番:談洲さん(前座)「狸の札」。

 マクラはペットカフェの話。なんとなく話し方が不自然で、イマイチ。緊張されているのかしら。

 落語は、前回聴いたときと違い、リズムがやや悪く、笑うタイミングが取れない。落語というより一人演劇的な、上手な前座さんんが陥りがちなあのパターン。私だけでなく、会場全体のウケも、前回よりは悪い。もっとも、前座さんにしては良い出来、なんだけどね。


 仲トリ :笑二さん(二つ目)「棒鱈」。

 今日が誕生日だそう。おめでとうございます。マクラは短め。

 この落語は初めて聞きました。そう言えば、最近は(立川流としては)珍し目なネタをかけられることが多いような?ネタの幅を広げよう、としておられるのかな。ただ、まだあまり練られていない気がする。素直にネタをやりました、という印象。これからあちこち改造するのかも。


 仲入り


 膝代わり:吉笑さん(二つ目)「道灌」。

 マクラで、落語会「立川流が好き!」は彼が立ち上げたと話してはった。そうなんだー。あと、志ら玉師と酒癖が悪い者同士でじゃれあっている話。TV出演の裏話など。入門ほぼ丸7年など。

 落語。彼の古典は、たぶん彼が前座さん初期の頃に聴いて以来、聴くのは二度目。オリジナルのくすぐりの入れ方にセンスを感じる。やや聴き辛いけど、それ以上に才能を感じる。

 彼は、普段かけている新作より、談笑師のような改作の方が生きるんじゃないかしらん。マクラみたいなフリートークっぽいことも面白いし。もしかしたら、落語家さんより漫談師の方が向いているのかもしれません。彼の新作落語も、そういえば漫談みたいだし。


 大トリ :談笑師(真打、師匠)「大工調べ」。

 マクラで、志の八さん(志の輔門下)が真打昇進する話と、相撲界の話。

 落語。前半は、ほぼスタンダードな「大工調べ」。棟梁の啖呵の切り方が、言い立ての見事さより自然さを重視したスタイル。

 ところが、演者によっては省略される後半に仕掛けがあった。ビックリ。お白洲に与太郎が欠席するとは。。。良い工夫ですね。落ちは、さらに今後煮詰められそうだし。今後の進化も楽しみな一席でした。



 終演、21時過ぎ。楽しめました。
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