「こうもり猫」。

ダルビッシュの対応にさまざまな是非の反応がありますね。
彼の本音はおいておいて、わたしとしてはなんだか「日本人的だなぁ」と思い、寛容さに敬服しました。
でね、この対応に非を唱えるとなるとね、原作・初期の「大海獣」での鬼太郎さんの山田を許すあのくだりにも異論が出る！ということなのでしょうか、とも思いました（笑←どうしてもゲゲゲにつなげたくなる笑）
3期では鬼太郎さんは山田を許す前に（後々許したかどうかは分かりませんが笑）殴りかかっていきましたが、当時のわたしとしては鬼太郎さんのこの行動はしっくりきましたし、逆に原作鬼太郎さんの山田を許す寛大さに驚き、しばらく受け入れられずにもいたものです。
もちろん鬼太郎さんの元々持っている懐の深さ、器のでかさもあるでしょう、けれども今回のダルビッシュに対する周りの反応を見て、原作鬼太郎さんの時代と現代とでの考え方も随分変わってきているということもあるんだろうと感じました。

原作鬼太郎さんのように、罪を憎んで人を憎まず、もいいんじゃないかな。
若しくは3期のように殴り合っての和解とか？（笑）
4期のように「仲良くしよう」と歩み寄るのもいいかも

おー…こう考えると「大海獣」ってやはり奥が深い作品かも…
まー、いづれにせよ鬼太郎さんのような行動はなかなかできませんけどねー！


つーわけで「こうもり猫」感想いきます（笑）。
「こうもり猫」も何度か感想書いているので、今回思ったことをズバッと書いてみる。

ユメコちゃんは鬼太郎さんが大好きで、鬼太郎さんを助けるために結構命がけの行動を取ってくれたりもしてくれているのに申し訳ないんだけど、やはり鬼太郎さんはユメコちゃんに恋愛感情を持っているわけではないのでは!?と思いました（ゴメン、ユメコちゃん）。
っていうのは最後のシーンで鬼太郎さんが、

「おばあさんになったユメコちゃんもステキだったよ」

と声をかけていたんですが、まー、めっちゃ社交辞令的じゃーなかったですか!?（笑）この褒めているようなセリフを受けてヤキモチを焼いたネコ娘とユメコちゃんがバチバチになっていましたけど（鬼太郎さんも罪よのう…笑）、でもどう聞いても「おばあちゃんになってもカワイイね」っていうようなニュアンスじゃーなかったよね、鬼太郎さん!?
あくまでも「巻き込んじゃってゴメンネ」って感じの社交辞令のような気がした（笑）。
鬼太郎さんは多分、ユメコちゃんは友だちとして大好きな子で大切な人って捉えてるんじゃないかちらね。
地獄編最終回でおぼろげながらに覚えている場面があるのですが、親父さんがお母さんのことを鬼太郎さんに話して聞かせるシーンなんですけど、親父さんの告白を聞いた鬼太郎さんがユメコちゃんを見るところがあったと思うんですが、それももしかしたら恋愛感情からのものではなくて、ユメコちゃんが妖怪である自分を好きでいることに対する不安や心配からだったのではとも思えます…。

自分が好きでいることでユメコちゃんを不幸にする、ではなく、ユメコちゃんが自分を好きでいることがユメコちゃんを不幸にするのでは、という不安…
だから決別を決意…（涙）

つーか、地獄編の記憶は曖昧なのでこれはわたしの勝手な想像（笑）。
鬼太郎さんは外見よりも年を取っているので、そういうことにもアタマが回ると思うし。

それに「牛鬼」ラストの、ネコ娘に見せたあの笑顔…ご覧になりましたか!?
盆踊りに招待され、ネコ娘はお借りした浴衣姿で鬼太郎さんの前に登場！びっくりする鬼太郎さんでしたが、「踊ろ、鬼太郎」と誘われた時のあの笑顔！
いやー、ユメコちゃんには見せないよあの笑顔は…（泣）
一緒に戦えて、尚且つフォローできるネコ娘がやっぱり鬼太郎さんにお似合いじゃないかな、とつくづく思いました…。

こう書き連ねるとユメコちゃんをどん底に落としてるだけみたいだけど、わたしはユメコちゃんと鬼太郎さんの関係を恋愛で終わらせたくないので！鬼太郎さんのことをこんなに思ってくれる人間がいるっていうことを鬼太郎さんに分かってもらえて嬉しいから、ただの男と女の関係で終わるのはつまらない。時間の流れが違う二人でも、片方が大人になったってずっと心がつながっている友だちでいられる関係を希望します！
だからユメコちゃん、怒らないでネ

でもまだまだ二人は離れ離れにはならないので、ネコ娘はヤキモキするかもしれないけど仲良く楽しくお付き合いしてください

ライバルとはいえ仲良しなネコ娘とユメコちゃん。
今回、こうもり猫のアジトへ潜入する際、「危ないからここで待ってて！」と言われた二人は

「つまんなーい」（笑）

鬼太郎さんの言葉をムシして地下から屋敷の中へ入って行きました。

「ネコ娘さん、だいじょぶ〜？」

「まかしときなって」

と言いながら二人で寄り添いながら歩いていく姿が微笑ましかったです


その頃鬼太郎さんは。

「玉手箱、返せ〜!!!!」

とがなっていました（笑）。悪い主人公だわ〜（笑）。


ぐわ〜〜〜っ!!!
鬼太郎さんが超絶カッコカワイカッタっす!!!!!　←思い出して悶える（笑）。
賽の河原に沈められたところからの復活、ゲタを飛ばしてから船の上に着地のシーン、ぐうの音も出ないっしょ！（笑←たとえが間違っている）
そうづか婆の若返ってもあの声がタマリマセンでした！「いーたーたーたぁ」って、カワイイでしょ！（笑）
あーもーサイコ―です、もう一度見まーす


次回は「吸血木」。
吸血木に取り込まれる鬼太郎さんが妖艶です…
初期「吸血木」を見たことがありますが、初期では木になった人は元の姿には戻れませんでした…昔はシビアでした…。