小説「放課後音楽室」麻沢奏

あらすじ

幼い頃から勉強はトップクラス、ピアノのコンクールでは何度も入賞を果たすなど＜絶対優等生＞であり続ける高校2年の理穂子。
彼女は、間もなく取り壊しになる旧音楽室で、コンクールに向けピアノの練習を始めることにした。
そこへ不意に現れたのが、謎の転校生・相良。
自由でしなやかな感性を持つ彼に、自分の旋律を「表面的」と酷評されるも、以来、理穂子の中で何かが変わっていく――。

「放課後シリーズ」3作目。
矢張り、このシリーズは面白い。
いつの間にか芽生えた感情をどう持って行くか、確りと丁寧に書かれているから。
中々着地点が良い。

面白いので、お薦め。