18940630　NO1632　袁世凱が朝鮮国王を水原へ動かそうとしているとの動きに対する対策

18940630　NO1632　袁世凱が朝鮮国王を水原へ動かそうとしているとの動きに対する対策
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駐韓日本公使館記録 4巻 四. 露日関係 四 (6) [朝鮮国王を水原へ動かそうとする袁世凱の策動についての報告]
文書題目 (6) [朝鮮国王を水原へ動かそうとする袁世凱の策動についての報告]
文書番号 電受第三三一号
発信日 Bakan June 30.94. 9.30. a.m. ( 1894年 06月 30日 )
発信者 Nosse. （＊能勢辰五郎・仁川総領事）
受信日 Re'd June 30.94. 10.40. a.m. ( 1894年 06月 30日 )
受信者 Mutsu （＊陸奥宗光・外務大臣）

(6) [朝鮮国王を水原へ動かそうとする袁世凱の策動についての報告]
電受第三三一号
Mutsu,
Tokio.
It has been heard that 袁世凱 is planning to remove the King of Corea to 水原 京畿道. 加藤 telegraphed immediately to 大鳥 stating that it is deemed necessary to post Japanese soldiers at the gates of the Castle. 加藤 left for 京城 10.30. p.m. 六月二十七日 accompanied by 室田, but coming back 六月二十八日.
Nossi.
Bakan June 30, 94. 9.30. a.m.
Re'd June 30, 94. 10.40. a.m.


（私訳）
電受第331号
袁世凱が朝鮮国王を京畿道水原（スウォン　＊清国軍のいる牙山に近い位置）に移させることを計画中だと言う噂がある。 加藤（＊加藤増雄　釜山一等領事）は即刻大鳥（＊大鳥圭介・朝鮮公使）に日本軍隊の京城城郭出入門に配置することの必要性を打診すること。加藤は6月27日午後10時30分、室田（＊室田 義文釜山総領事））を帯同して京城へ出発した。しかし6月28日には引き返す予定。

馬関　1894年 6月 30日 午前 9時 30分 発信
1894年 6月 30日 午前 10時 40分 受信（＊1時間10分後）
仁川 能勢 領事
東京 陸奥 外務大臣（宛）