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2017年10月22日11:29

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トーリ&イッセイ、のスベリ芸?

■『わろてんか』葵わかなが選んだ相手に賛否両論 松坂桃李と高橋一生のどちらがふさわしい?
(リアルサウンド - 10月22日 06:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=169&from=diary&id=4823977
トーリとイッセイ、どっちが好きか?なんていまどき昭和の少女マンガか?(笑)というくらい今回の朝ドラはのっけから、一ヶ月たとうとしているのに、酷い、惨い、惨状といってもいい。

監督で見るか、女優で見るか、というのは作家の小林信彦氏(今リハビリ中で、近々週刊文春の休載中の連載へ復帰らしい)の著書の秀逸なタイトルだが、映画を見る時点で、私は全く同意する。ではテレビドラマなら?これは脚本家と女優だろう。前回の『ひよっこ』が素晴らしかったのは、脚本家と主演女優の信頼された熱量がつねに高レベルだったから。私は、『あまちゃん』、『花子とアン』以来、ひさびさに朝ドラが楽しみだった。音楽の宮川彬良さんも良かったし。

しかし、この『わろてんか』、主演の若手女優にはそこまでの魅力を求めるのは酷だとしても、脚本のスカスカぶり、つまりこうなるだろうな?とか、まさかこういうアリ来たり、いやありきたりの展開じゃないだろうな?と思っていると、その通りになってしまっている。ドラマを見ている視聴者の、どうせこうなんでしょ?的展開に終始する。

これはもう脚本が失敗していて、それにダメだしするのがプロデューサーの役割なんだが、そのプロデューサーが、これが大阪の笑いどす、とか自信満々らしい?

脚本のすばらしさ、演出のすばらしさを、『ひよっこ』から引用すると、最初のころのシーン、上京することを決意したみね子が学校の教師に相談して、先生は東京の就職先に問い合わせると、もうとっくに募集は終わっている。ところが急に欠員が出て、東京から茨城の高校に電話が。それをとった先生、ふつうならここで、え?そうなんですか、ありがとうございます!となるところが、カットが変わり、先生はみね子の家へ自転車で向かう、音楽はあの勇ましい曲!(笑)そしてみね子がこんな時間に先生なんだろう?と玄関に出て、え!となるところがまたもカットで、今度はみね子が自転車で、とき子の家に向かう、そして最後にやっと、いっしょの職場で働けるよ!と2人で大喜びする。最後までハラハラ感、視聴者はうすうす幸運だったことを期待している、しかしじらされる、そして最後の感動、これはもう岡田惠和さんの脚本のすばらしさ、こうなるだろう?という予定調和をつねに裏切り、視聴者をひっぱる筆力の強さがあるのだ。

脚本がダメ、女優もちょっとね?となると、あとは男優か!濱田岳だけは、のびのびした、ときにはのびのびしすぎた演技でこのドラマなんとかしようと必死だが、桃李くんも一生も、まんま、で、新しい魅力が感じられない。

桃李くんはいまなんとか個性派俳優へと脱皮したがっているのにプロデューサーはそのあたりへの配慮がないし、あの最後の芸、傘のマスまわしの口上は酷かった。ま、酷いから芸人にはなれなかった(笑)というオチ?にしても桃李くん、体温低すぎ!さらにちょっとまえの吉田羊なみの売れっ子の一生、役作りもなにも、この役についてはちゃちゃっと感が否めない。

これから少しは浮上するのだろうか?京都から大阪へ、ドラマは沈みはじめているのだが。


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