もう随分前になりますが、福岡で起きた一つの事件がきっかけとなり、世の中に「飲酒運転(酒気帯び含む)は絶対にいけない」という空気が一気に広まりました。
もちろん、それ以前がOKだった訳ではないですが、あの前と後でその空気が大きく変わった気がします。
先日、高速道路で車間を詰める(いわゆりアオリ)運転で追い回して、前に出て追越車線で停止した結果、そののクルマがトラックに追突され、乗っていた方が死亡する事故が有りました。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&id=4808525&from=home
実際、走行車線よりも遅いスピードで追越車線を走り続けるようなクルマがいるのは確かだし、「ノロイよ!」とか「前ばかりではなくバックミラーも見ろよ!」と感じるのも確かです。
そうした場合にアオリたくなる気持ちは分からなくもありません。
しかし、ちゃんと前車のペースにのって走っていても、自分だけは特別と言わんばかりで、アオってくる輩は少なくありません。
数mくらいまで車間を詰め、ハイビームにしてパッシング…
そして車線を譲ると、加速して一気に抜いて行くのが常です。
コイツらバカ丸出しですが、自分がカッコイイと思っているんだろうな〜
しかし、こうした行為はケンカ売っていると見なされても仕方無いでしょう。
大抵の人は、こんな低レベルの輩に関わっても損するだけ…と、大人の知恵でケンカを買わずに道を譲りますし、私もそうしています。
だからOKというものでは勿論なく、内心マキビシ撒いてやろうかという気分ですが、こうした低レベルは自分達がそうであるように、譲らずに張り合ってくる人がいる事だって当然知っている筈。
高速道路での張り合いが発展すれば、死亡事故の可能性が有る事は、容易に想像出来ます。
「殺意」は無かったかもしれませんが、それを知りつつ考えようとしない責任は、当然自分でとるべきです。
人が増えれば、こうした低レベルが出てくる事自体は必然なのかもしれませんし、アオリにまつわるケンカを売り買いした当事者間だけで済む話であればともかく、今回亡くなられた方は、そうした訳ではないよう。
低レベルがPAで駐車の仕方を注意されて、トラブルになったのだとか。
なるほど、クルマに乗ったら、急に気持ちが大きくなるセコい輩なのでしょう。
亡くなられた方には最大限のお悔やみを申し上げますが、それと共に先の「飲酒運転」同様、せめて「アオリも絶対にいけない」という空気が醸成されるきっかけになって欲しいものです。
度々思う事ですが、現在の運転免許制度は甘過ぎではないでしょうか。
一度取得してしまえば、数年毎に更新するだけで、基本的にずっと持っていられる訳です。
アオリを繰り返しているような輩であっても、違反で捕まりさえしなければ同じ。
高速道路には監視カメラなども有る筈だし、そうした輩を割り出すのは不可能ではないのでは…
免許とって慣れてきたばかりの若いうちならまだしも、何年も運転していてこんな運転しているような輩は、自分で気づいて改めて行くのは難しいでしょう。
1tもの物体が100km/h以上で動けば、どれだけの破壊力が有るか…それを想像する事が出来ない、自分で改めていけないような輩からは、即免許を剥奪し、一生取得出来ないようにしても良いと思っています。
※写真は、Googleストリートビューから切り出したもので、運転しながら撮影した訳ではありません。
ログインしてコメントを確認・投稿する