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2017年09月24日13:01

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誰の、何の都合?

 世の中はそれぞれの都合で動いてきた。街も美術館も、そして学校や国も、さらには制度や規則も、それらがあるのはことごとく人それぞれの都合から。
 最近は地球や自然の都合が私たちの生活を脅かすことしきりである。地球温暖化、地震や洪水は結局は人の都合がもたらした自然の反応、つまり自然の都合である。国の都合、政治の都合も今は北朝鮮との対応を巡って危険領域を右往左往。自然の都合、国や政治の都合は私利私欲が目立たないが、政治家や政治団体の都合となれば、いつも見え隠れするのが政治家個人や団体の私利私欲。それこそが人の都合の正体そのもの。だから、人の欲と都合は切れることなく結びつき、愚行を暴露されても議員はその地位にしがみつき、政治家の離合集散が繰り返される。
 今こそ解散の好機と考えるのは政治家の嗅覚だが、それも政治家の個人的な都合。そこで「私利私欲で衆議院を解散する」と野党風に叫べば、それは「下衆の勘ぐり(ゲスのかんぐり)だ」と与党側から一蹴されるのが落ち。だが、友だちに利する決定が下衆の勘ぐりに過ぎないと証明しない限り、誰もが私利私欲が働かなかった上衆(じょうず)の決定だとは納得しない。となれば、一人の都合で解散できるというのは理不尽極まりなく、つまるところ、今の憲法解釈がおかしいことになるのだが…
 投票する有権者次第だと最後に言われるのだが、有権者がもつ選択の権利は、受け皿がなく、直接に首長を選べない中では露ほどもなきに等しいと応えたくなる。こんな繰り言が出るのも私の勝手な都合ということか。

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