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2017年09月19日06:45

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隅田川下流河畔

 隅田川は鐘ヶ淵より下流の名前で、上流は荒川。「宮戸川」は隅田川の旧名、浅草近辺では「浅草川」、そして大川とも呼ばれてきた。だから、隅田川の下流の河畔(特に右岸)は大川端で、広重の名所江戸百景の「浅草川大川端宮戸川」はいずれも隅田川の名前である。

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 手前と右端の一行は大山参りの講団。大山は霊山で江戸近郊の旅として人気を博した。画面では下が切れているが、手前の一行は両国橋を渡っている。左淵の七夕の短冊のようなものは梵天で、講の象徴。大山詣の出発前、水に浸かって身を清め、対岸まで渡るという水垢離(みずごり)が柳橋で行なわれていた。この絵はその儀式後、両国橋を渡って戻ってくる一行を描いている。だが、背景は大山でなく筑波山。
 そんな隅田川の河畔も今ではすっかり変貌を遂げ、再開発が進んで、住宅地と観光スポットが混在する街になっている。水質はよくなり、河畔は隅田川テラスとして散歩やジョギングをする人が多い。

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(大川端リバーシティ21、佃のIHIの跡地)

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(隅田川左岸の月島付近)

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(隅田川左岸の勝鬨と勝鬨橋)

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(右岸の隅田川テラス)
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