前から噂になっていたけど、そのことをすっかり忘れていた。きのう友人が「ちょっとこれ食べてみ」とくれた小袋ひとつ。明治製菓「チョコレート効果 カカオ 95%」。その場でひと口かぶりついて愕然。なにやら消しゴムを食べてるような感触、というのが第1印象。次なる思いはこれはクスリそれも漢方薬の一種、水で流しこむべきものか…すくなくともチョコレートではない何かと。
“甘さひかえめ”どころの話ではなく、いわゆる“ビター”の範疇にもあらず。そこにはまったく味というものが存在せず、ほんのりただようカカオ風味のみ。よくこの手のトンデモ味を口にすると「ところがけっこうクセになる」などとのたまうことが多いけど、こんなのクセになるやついるのだろうか。世界中のチョコレートを食べ尽くしてたどり着いた究極の果てがここにあるのかも。
これが中小製菓メーカーのゲリラ的商品でなく、大手の明治から出ているというのが面白い。いや大手がゆえの余裕というべきか。ひょっとしたらロッテからも競合商品が出ているのだろうか。まあそれはともかく、この「チョコレート効果」というシリーズはカカオ成分量の違いによって86%/72%と各種あり、その比率が下がるのと反比例して甘さが増してくるのだろう。
…などと、ここまで書いてきたことなんて、チョコ好きのひとにとってはいまさらのことばかりかも。こちらふだん自分からお店でチョコレートをあれこれ選んだりすることなく、すべてあてがいぶちばかり口にしていたから、たまにこういうのに出会うと驚愕した次第。まあとにかく一度ダマされたと思って口にしてみてください、まちがいなくダマされたと思うから。
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