北朝鮮が、挑戦的に次々に発射展開している各種ミサイル。
在庫はどれくらいあるのかが、一つのポイント。少なければ、虚勢的こうどうであり、不安要素げ減る。また、生産能力にがどれくらいかで、在庫積み上げの多寡がきまるから、危険性の判断材料となる。
高性能大型ミサイルの母体がウクライナ製品と分かったところで、北朝鮮の技術レベルがみえてきた。数量確保は出来ていないと見るのが妥当で、自国生産するにしても、製造技術上の課題や材料調達の困難が立ちはだかっている。安心材料の一つだ。
ぎりぎりと北朝鮮の経済を締め上げることで、ミサイル生産を抑制できる。手を緩めることなく経済制裁を強化するのが肝要である。
---リンク元記事:2017年08月29日 16:07 毎日新聞
<北朝鮮ミサイル>新中距離弾道弾か 通常軌道、三つに分離
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4739636
小野寺五典防衛相は29日、今回のミサイルが北朝鮮が5月14日に発射した新型中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」だった可能性があると指摘した。通常よりも高く打ち上げる「ロフテッド軌道」ではなく、通常の発射だったとも分析。日本のレーダーなどにより「(ミサイルが飛行中に)三つに分離した」と述べ、三つとも同じ海域に落下したと明らかにした。今回の発射について、専門家は「実験データをさらに蓄積する狙いがあったのではないか」とみている。
北朝鮮は5月14日に「火星12」(最大射程5000キロ)、7月4、28日には大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」(同1万キロ以上)を相次いで発射。いずれも高角度のロフテッド軌道で、日本上空を越えずに日本海に落下した。
これに対し、今回は最高高度550キロ、飛距離約2700キロで日本上空を越える通常軌道だった。ロフテッド軌道と通常軌道では、弾頭部が大気圏に再突入する際の時間や熱などに違いがある。
韓国の専門家によると、北朝鮮が新型弾道ミサイルの技術向上のため、通常軌道での発射実験でデータを蓄積する必要があると判断した可能性があるという。
また、ミサイルが三つに分離して落下した点については、元海上自衛隊護衛艦隊司令官の金田秀昭・岡崎研究所理事は「三つに割れた原因は、米韓と連携して丁寧に分析する必要がある。ただ、1発のミサイルで複数箇所を標的にする複数目標弾頭(MIRV)の初歩的実験だった可能性も捨てきれない」と話している。
【遠藤拓、ソウル米村耕一】
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