え?ベルハンマーってアメリカに売り込んでいたんだ。

先程、録画していたテレ東のガイヤの夜明けを観ていたら、町工場の製品を海外に売り込むという話でした。

　オムニバスでやっていましたが、2番目に出てきた鈴木工機という千葉県の松戸の町工場が作った今までにない潤滑油のベルハンマーという商品が今、局地的なブームになっているそうで、国内だけでなく、海外に売り出す上で、ベルハンマーのバイクレースバージョンを作ってバイクレーサー向けのものを開発して売り出すことにしたようです。

　最新バージョンの試作品が出来たことで、アメリカの海岸のレンタル自転車屋に持って行って、錆びた自転車に試してもらった所、現地の人も凄く喜んでいました。
　
　次にレースの練習場に持って行って、バイクに使ってもらった所、タイムが2秒程縮まったので、「凄くいいねえ。」と絶賛してもらえました。
　そこで鈴木豊社長は、「アメリカで気に入ってもらえれば他の国でも使ってもらえる」と感触を得たようでした。

　もう一つは三重県のとある町工場で作ったバスタオルが、「非常に通気性が良く、水分を吸収するので非常に好評」ということで、海外に打って出ることにしたそうです。

　最初は普通サイズで売り出した所、全く売れなくて、副社長の奥さんに「半分のサイズにしてみたら」と言われて直した所、爆発的に売れたそうです。奥さんに頭が上がらないとしきりに言っていました。もし、アドバイスがなければ会社が倒産していたかもしれないと感謝していました。

　そのバスタオルに抗菌作用と香りを加えた「エアーかおる」を中部国際空港の売店でテスト販売した所、中国人と台湾人に売れて、海外展開の足掛かりになったということでした。

　2つの事例を見てもわかるように技術を応用して新しいものを作って海外に打って出れば勝機が掴めるということでしょうね。