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2017年08月11日11:51

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満州事変の根の根

  日本の中国侵略の発端となった満州事変は、「当時の日本陸軍が、国際協調を求める諸々の政治家たちを強引に押し切って、進めた」と何十年も前から学校で教えられている。では、何故、陸軍はそのような事をしたのだろうか。「徴兵されて陸軍に来る青年男子たちのほとんどは極めて貧しい家庭の人たちだった。一方、政治家たちは金持ちや企業からの献金ばかり受けて、又、政治家たち自身も金持ちばかりで、貧民の気持ちは判らず、金持ち優遇の政治ばかりしていた。それゆえ、武力を持つ陸軍が貧民の代表みたいになって、満州に貧民を移住させる計画を立て、金持ち中心の政治家も倒そうとした」と僕もよく聞きます。では、何故、満州=中国東北地区なのでしょうか。それについては、僕も理由は聞いた事がありません。推察すれば、確かに石炭が豊富にありますし、農業にも向くような肥えた土地で、麦はいくらでも取れる。又、軍事的にはロシアから極東を守る要衝でもあります。それらの理由も確実にあるでしょう。


 その他、突飛な見方かもしれませんが、明治時代、大した戦乱もなく、スムースに進んだ北海道開拓の延長みたいなイメージで、その隣の満州をイメージして、同様の移住を考えた人たちがいたのではないかと。当時の日本人は知識人以外、満州の事はよく知らなかったはずです。そこにも本当は古代から文明があり、王国も作られ、やがて清朝という中国を支配する皇帝も輩出した土地なのですが、当時の日本の貧民は実際は小学も満足に行かしてもらえず、親の農作業の手伝いばかりさせられていた。そのような人たちが陸軍に入り、極東の地図を見て、以上の事を思ったとしてもおかしくありません。証明はできませんが、考えられますね。

  それから、当時の政治は貧民の声は反映が難しかったため、陸軍が民主主義の補完をしようとしたかもしれませんが、その結果、衆愚政治みたいになってしまい、果てには民主主義は破壊され、軍国ファシズムになっていった。非常に難しい問題が当時の政治にもありそうだし、又、貧民の教育レベルの問題にもなってくる。無知や無教育は恐ろしいと思います。全く同じ事は繰り返さなくても、国が教育から手を抜けば、無教育の人たちが政治に登場し、別の意味で日本の政治を狂わせるかもしれないので、どんな政権が今後生まれても、教育にもしっかり力を政治家たちは入れて頂きたいし、国民も教育には関心を持って、常に歴史の勉強もしていきたいものです。

  8月15日の前に、毎年、戦争関係の歴史の事を書いていますが、今年は以上です。

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