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2017年05月29日06:14

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小説「君が涙を忘れる日まで。」菊川あすか

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あらすじ

夜明けの街。
高2の奈々は、なぜか制服姿のまま、クラスメイト・幸野といた。
そして奈々は幸野に告げる。
これから思い出たちにさよならを告げる旅に付き合って欲しいと――。
大切な幼馴染・香乃との優しい日々の中、奈々は同じバスケ部の男子に恋をした。
だが、皮肉なことに、彼は香乃と付き合うことに。
奈々は恋と友情の狭間で葛藤し、ついに・・・・・。
幸乃との旅、それはひとつの恋の終焉でもあり、隠され続けた驚愕の真実が浮き彫りになる旅でもあった・・・・・・。

本作は「己を振り返る大切さ」を説いている。
奈々は幼馴染の香乃と同じ人に恋をした。
それが原因で、奈々は香乃と距離を置いてしまう。
だが、香乃はいじめに遭っていた。
その様を見ていても建ってもいられなかった奈々は、決意する。
自分の子に別れを告げると――。

奈々は己を振り明ける大切さを知ったことで、香乃とは再び仲良しの幼馴染に戻るのだ。
己を振り返ることが如何に大切であろうか、身に染みたのだろう。

中々良作な作品だった。
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