テロ等準備罪の雑感

＜共謀罪＞野党、法相狙い揺さぶり　世論の反対広がり欠く
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170519-00000114-mai-pol

「法相狙い揺さぶり」とは言うけれど、野党はことあるごとに　閣僚の辞職要求や不信任決議ばかりしてきたわけで、一つ一つの不信任決議が「軽く」なってしまっていた感はある。

森友学園や加計学園も、政権への揺さぶりにはなったかもしれないけれど、テレビの話題がそちらにばかり集中して、プロではない市民のテロ等準備罪への関心を削いでしまった所はあるだろうと。

特定メディアとスクラムを組んで、かなり極端な事例を上げて　市民の恐怖心を煽る従来の手法も、特定秘密保護法に安保改正と　さんざん恐怖心を煽ったにも関わらず、今現在も市民生活にはほぼ影響なし。それどころか、邦人救出任務に関しては　朝鮮有事の際に必要になる可能性大。「ほら法整備しておいて良かっただろ」なわけで、これでは野党が狼少年扱いされても仕方ないだろう。

付け加えると、強行採決も　民主党時代に乱発したからこそ、自民党も気兼ねなく使えるようになったところはある。

結局野党は、不信任もスキャンダルも煽りも、乱発しすぎたのだと思う。「伝家の宝刀は抜いてしまっては意味がない」とまでは言わないけれど、抜きどころが大事というのは間違いないだろう。

それはそれとして、抜きどころって何となくエロいな。