満島ひかり、4年ぶりの主演映画『海辺の生と死』から場面カットが公開に!
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アイドル時代をなんとなく覚えていて、女優へと転身してからは個性派監督に起用されているうちに大物監督の作品にも登場、あっというまに若手演技派女優のトップになっていた。しかもさっさと結婚もして、気づくと離婚していたのだが、私はなぜか彼女の作品とすれちがってばかり、やっとじっくり見ることが出来たのが、この冬のドラマ『カルテット』のすずめちゃん、だった。
もう30過ぎているのが信じられないほど若々しいし、ときには少女のようにも見える。屈折している役柄を演じると、彼女の個性、強い眼差しの奥にある、真夜中の湖面に映った三日月のような孤独と哀しみの光が、役柄を通して滲み出る。すると見慣れた風景に一瞬にして亀裂が走るのだ。その静かな緊張感こそ彼女の、他の女優にはない独特の個性だろう。
その個性は、生まれ育った沖縄が育んだものか、それともアイドル時代の葛藤なのか(振り返ってみれば『カルテット』の主役の4人それぞれが独特の背景を背負った俳優たちだったのだ)、結婚と離婚の経験からくるのか、その全部なのか。たった数十秒のCMの横顔だけでも、彼女の魅力が溢れている。
それはモテるだろうなあ、と思う。
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